■道路交通用語集(た行)

道路標識調査ノート道路交通用語集>た行
 
 

道路・交通関係の用語を紹介するページ。

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■た
ダート
 →「砂利道」
【↑】舗装
【英】Dirt
タービン型(インターチェンジ)
 立体交差の形状の1つで、2本の路線が交差する場合に採用される。回転式原動機「タービン」に似せた形状で、全ての方向で直結ランプと準直結ランプを持っていることが特徴。
 日本では三郷JCT、清州JCT、久御山JCTが有名。
【↑】インターチェンジ
【英】Turbin Interchange
ターンバックル
 垂直に張り出した取り付けアームを上から支える支柱。支持棒とも。
【英】Turnbuckle
大貨
「大型貨物自動車」の略称。 
【↑】車両
大気汚染
 有害な物質の空気中の含有率が大きくなることで環境が悪化すること。交通公害の原因ともなりうる公害である。
【↑】交通公害
【英】Air Pollution
台キロ
 車両の総走行量を表す単位。1台の車両が1km走行した場合に「1台キロ」とする。
【英】Vehicle-kilometer
対距離制
 高速道路の料金体系の1つで、利用距離に応じて料金が加算される体系のこと。
 NEXCO三社・本四高速が管理する高速道路ではこのシステムを主に採用している。また、首都高速・阪神高速もETC掲載車両に限ってこの方式で料金徴収を行う。
大乗
「大型乗用自動車」の略称。
堆雪幅
 道路交通の確保を目的に、除雪した雪を置く部分のこと。積雪地域の道路では十分に確保することが道路構造令で定められている。
 更に、側方に寄せられた雪を一時的に置くための一次堆雪幅と、拡幅除雪によって長期的に雪を堆雪する二次堆雪幅に分けられる。
大特
「大型特殊自動車」の略称。
大都市近郊区間
 大都市やその近郊では高速道路の建設費が増大するが、その一方で大きな便益が見込める。
 そのために、料金を割高で徴収する区間を指す。首都圏と京阪神圏で設定されている。
待避所
 狭い道路において、すれ違いを行わせるために設置される局所的に拡幅された部分。
【英】Passing Place
対面交通規制
 本来は中央分離帯で区切られた道路を、工事等により対面通行にする規制のこと。
ダイヤ
 指示標示「横断歩道又は自転車横断帯あり」のこと。 
【↑】指示標示
【英】Diamond Marking
ダイヤ
 路線バスや鉄道の運行計画を指す。
 由来は鉄道の運行計画を書き表す際はダイヤグラム(運行図表)より。
タイヤ止め
 駐車場で車両の駐車位置を明確化し、またタイヤの滑動を防ぐために設けられる車止めのこと。
ダイヤモンド型(インターチェンジ)
 立体交差の形状の1つで、従道路とランプ(連絡路)との交差点が2つ設けられているもの。日本における代表的な例は尼崎ICで、都市高速道路においても類似の出入口が多い。
【↑】インターチェンジ
【英】Diamond Interchange
耐油性舗装
 ガソリンやオイルの油で破損しないために耐油性を持たせた舗装。
【↑】舗装
【英】Oil Resistant Pavement
高さ指定道路
 高さの「一般制限値」を3.8mから4.1mとした道路のこと。
 高速自動車国道や主要な国道で指定されていることが多い。
高さ制限
 道路の上部に橋梁等の構造物がある場合に実施される、通行できる車両の高さを制限する規制。またはその規制を示す標識のこと。
【交通規制】
└【標識】
Height Limit

 右写真は高さ制限を実施する場合に設置される規制標識。基本的には道路管理者によって設置される。
 また、橋梁の管理者(例えば鉄道会社)が自主的に設置していることもある。
タクシー
 乗用車を用いた、少人数が任意の経路を指定することができる公共交通手段、またはそれに用いる車両を指す。
【↑】車両
【英】Taxi
多枝交差点
 5本以上の枝を持つ交差点のこと。
【↑】交差点
【英】Multi-leg Intersection
多車線道路
 一般に片側2車線、両方向で4車線以上の道路を指す。
 交通容量が大きいため、幹線道路の多くで見かける。
【英】Multi-lane Road
多段制御
 交通量、日時に応じた青現示の時間長を設定して円滑な交通流を目指す制御。
【↑】交通信号
立入禁止板
 高速道路脇の柵に設けられる立入禁止の看板。 
立入防止柵
 道路に限らず、人の立ち入りが好ましくない場所の周囲に設置される柵のこと。
【↑】防護柵
縦積み行列
 交通流の解析における仮定の1つで、渋滞列は物理的な長さを持たないとすることである。
【英】Vertical-queue;Point-queue
ダブルトランペット型(インターチェンジ)
 立体交差のうち、トランペット型のものを2つ用いたタイプを指す。
【↑】インターチェンジ
【英】Double Trumpet Interchange
だろう運転【〜うんてん】
 「飛び出してこないだろう」などのように、突発的な事象が生じない「だろう」と慢心して運転すること。
たわみ
 荷重によって構造物や部材が沈下すること。道路上の舗装や橋梁も車両や歩行者の通行でわずかにたわむが、許容された範囲内でたわみが収まるよう設計される。
【英】Flexibility
たわみ性防護柵【〜せいぼうごさく】
 衝突の際に、柵が変形を起こすことでクッションの役割を果たし、車をせき止めるが衝撃を小さくする防護柵。ガードケーブルやガードレールはこの類。

<同意>柔な防護柵
【↑】防護柵
【英】Flexible Safety Fence
たわみ性舗装
 アスファルト舗装など、荷重による変形に可逆性がある舗装のこと。
【↑】舗装
【英】Flexible Pavement
段階建設【だんかいけんせつ】
 経済性を考慮して道路を暫定形態で建設すること。段階施工とも。
 完成4車線の道路を暫定2車線で供用させるのもこの1つ。
【英】Stage Construction
弾丸道路【だんがんどうろ】
 第二次世界大戦より前に考えられていた高速道路のこと。「弾丸の如く自動車が走る道路」としてこの名前が付けられた。
【↑】高速道路
単管バリケード【たんかん〜】
 単管パイプ(直径48.6mmの鋼製パイプで、足場の鉄骨などにも用いられる)を使って形成されるバリケード。工事や災害における仮設として設置される。
【↑】防護柵、バリケード
単純橋
 桁橋の内、桁が両端で支持された制定構造の橋梁。
【↑】橋梁
【英】Simple Bridge
単純立体交差
 交差する道路どうしが特に接続することない立体交差のこと。一般道路と高速道路の立体交差が最も代表的。
【↑】立体交差
【英】Grade Separation
端末支柱
 ガードケーブルの両端に設けられる支柱。車両の衝突に備えて柱に十分な張力を持たせている。
【↑】ガードレール
単路部
 交差点や踏切などがなく、交通流が連続となる部分。
【英】Non-intersection Section
■ち
地域活性化インターチェンジ
 高速道路や地域高規格道路に本来の計画に加えて設置することにより、沿道の地域が活性化されることを狙うインターチェンジのこと。
地域高規格道路
 高速道路が走っていない地域において整備される高規格な幹線道路のこと。
 平成6年(1994年)12月に第一回指定が行われて以降、全国で整備が進められる。
チェーン着脱場
 積雪量が多い地域において、道路の路外でチェーンの着脱ができるように整備された区域。
チェーンポール
 鎖を繋ぎ留めて車両の進入を防ぐ車止めのこと。
【↑】車止め
【英】Chain Pole
地図標識
 主に東京都内で整備が進められている、地図を用いた案内標識のこと。上側には「著名地点」があり、下側には周辺の地図が貼られている。
【↑】案内標識
【英】Map Sign
地方道路公社
 都道府県や政令市が設置する道路管理会社のこと。
地方部
 都市部以外の地域のこと(道路構造令より)。
【英】Rural Area
茶看板
 静岡県や山梨県等で採用している、地が茶色で字が白色の標識のこと。
【↑】案内標識
中貨
 「中型貨物自動車」の略称。 
中型貨物自動車
 ・総重量:5t以上、11t未満
 ・最大積載量:3t以上、6.5t未満
 に該当する貨物自動車のこと。
中型乗用自動車
 ・総重量:5t以上、11t未満
 ・乗車定員:11人以上、29人未満
 に該当する乗用自動車のこと。
中乗
 「中型乗用自動車」の略称。
中速車
 1992年(平成4年)に廃止された車両区分。この区分の車両は一般道路での法定速度が50km/hだった。
 これに当てはまる車両は
 ・大型貨物
 ・大型特殊自動車 
 ・牽引自動車
 ・250cc以下の自動二輪車
 (※当時は中型区分がありません)
 だった。

 廃止後は「高速車」に統合される形となり、法定速度が60km/hになった。
【英】Medium-speed Vehicle
チャッターバー
 中央線上に設置される道路鋲。
【↑】道路鋲
【英】Chatter-bar
チャンネリゼーション
 →「導流化」
【英】Channelization
注意喚起看板
注意喚起標識

 前方の道路状況等を注意を促す法定外標識。警戒標識では書き表せない内容や、またはそれを補足する目的で設置される。
 「追突注意」などの文字だけで構成される単純なものから、絵が入ったものまで様々なデザインが存在する。
【↑】法定外標識
注意板
 道路反射鏡(カーブミラー)の下に取り付けられる「注意」等と書かれた表示板のこと。
【↑】道路反射鏡
【英】Warning Board
中央感応制御
 路線系統制御、面制御される複数の交差点に対して、車両感知器等から得られたデータに基づいて制御パラメータを調節して交通信号を制御する方式である。
【↑】交通信号
【英】Adaptive Control; Responsive Control
中央線
 道路の中央付近に敷かれている区画線のこと。これによって車両の進行方向が区別される。
 複雑な車線構成や積雪などによって、区画線の中央線を明示する必要がある場合には標識も併設される。
【↑】区画線、指示標識
【英】Center Line
中央線変移区間
 円滑な交通を確保するために、時間によって車線に割り当てられる通行方向が変わる区間のこと。時間帯によって上下線での通行方向を変える中央線が変移するため、この名前がついている。
 時間帯で重方向がはっきりと変化する場合に有効。

<同意>リバーシブルレーン
【↑】交通規制
【英】Reversible Lane
中央帯
 道路中央部の側帯と分離帯を併せた呼称。
中央帯車線
 中央帯の部分を切り取って設けた車線のこと。日本においては右折車線として用いられるのが一般的であるが、屈折した車両の加速車線として用いることも可能。
中央島
 ロータリーやラウンドアバウトにおいて、中央の車両が入れない部分。
中央分離帯
 車両の上下方向を区切る為に設けられる連続的な仕切り部。縁石を用いて盛り上げるのに追加して、防護柵や植樹を行うことが多い。
 「分離帯」と呼ばれることが多い。「中央帯」の一部である。
 略として「中分」と呼ばれる。
【英】Median;Central Reservation
駐車
 車両を継続的に停止すること。
 運転者が車両から離れた場合以外にも、客待ちや荷待ち等で長時間止めることも含む。

 なお、貨物の積み下ろしの場合、5分を超えないものは道路交通法上では「駐車」に含めない。
【英】Parking
駐車監視員
 駐車違反車両の確認・報告を警察に行う者のことをいう。民間会社が警察から委託を受けて監視員を派遣している。
【英】Traffic Warden
駐車場
 自動車を駐車するスペースのこと。
【英】Parking Lot
駐車場案内システム
 道路上の案内板やVICSを用いて駐車場の位置や満空状況を案内するシステムのこと。
駐車禁止
 車両の駐車を禁じること。以下の標識・標示以外にも法定で禁止された区域もあることに注意。
 また、駐車禁止区間に設置される標識・標示。
【交通規制】
└【標識】【標示】
Parking Prohibition
駐車マス
 車両の駐車区域を囲った標示のこと。
【↑】駐車場
駐停車禁止
 事故防止等の理由がない限り、駐車・停車の両方を禁ずる規制。
 または、駐停車禁止区間に設置される標識・標示。
【交通規制】
└【標識】【標示】
Stopping Prohibition
中分
 →「中央分離帯」
【英】Median;Central Reservation
駐輪
 自転車や原付が駐車すること。
【英】Parking
駐輪場
 自転車が駐輪するスペースのこと。自転車駐車場(自転車置場)とも。
【↑】駐車場
【英】Bicycle Parking Lot
中路橋
 橋梁を路面の位置で分類した場合、主桁が路面の上下に跨ぐ橋を指す。
【↑】橋梁
【英】Semi-through Bridge
超音波式車両感知器【ちょうおんぱしきしゃりょうかんちき】
 道路上空に設けられた超音波発振器から超音波パルス波を周期的に発射し、音波の往復時間の長短によって車両を感知するもの。
【↑】車両感知器
長大橋
 大規模な橋梁を指す。道路では一般に橋長500m以上、支間長100〜120m以上が対象となる。
【↑】橋梁
【英】Long Bridge
長大トンネル
 道路においては延長5000m以上のトンネルを指す。道路法に基づき、長大トンネルでは危険物積載車両の通行が禁じられている。
 代表例として関越トンネルや飛騨トンネル。
【↑】トンネル
【英】Long Tunnel
重複
 一本の道路に複数の路線が指定されていること。原則として、上位の路線(国道>都道府県道>市町村道)の管理者が道路管理を行うことになる。
直橋
 橋梁を平面線形で分類した場合、直線の橋梁のこと。
【↑】橋梁
【英】Straight Bridge
直角駐車
 道路の方向に直角に駐車すること。またはその規制と標識のこと。
【交通規制】
└【標識】
Ranking
直轄国道
 「指定区間」にある国土交通省が管理・新設・工事を行う国道のこと。
直結ランプ
 分岐する方向と、この先行く方向が同じランプのこと。
 これとは違い、一度左へ分岐してから右方向へ行くランプを「準直結ランプ」という。
【↑】ランプ
【英】Direct Ramp
賃取道路【ちんしゅどうろ】
 「有料道路」と同意。
【=】有料道路
【英】Turnpike Road
賃取橋【ちんしゅきょう】
 有料の橋のこと。
【↑】有料道路
【英】Toll Bridge
沈埋トンネル
 海底トンネルを設置する際に、地上からトンネルエレメントを運搬した後に海底に埋める形式で建設されたトンネルのこと。
【↑】トンネル
【英】Submerged Tunnnel
■つ
追加インターチェンジ
 高速道路や地域高規格道路において、当初の整備計画に加えて設置されるインターチェンジのこと。設置時期は供用の前後を問わない。
【↑】インターチェンジ
【英】Additional Interchange
追加青時間
 感応式信号において、車両を感知するごとに追加される青時間のこと。
【↑】青時間
【英】Extended Green Period
追従走行
 車両が前方の車両の影響を受けながら走行すること。
【英】Following
追突事故
 後方の車両が止まり切れず、前方の車両に衝突する事故のこと。
【英】Collision
通学路
 通学に用いられる道路のこと。
 特に通学する子供が多い道路では事故を防ぐための対策が講じられる。
【英】School Road
通過交通
 ある地点を経由するだけで立ち寄らない交通のこと。
 都市部の通過交通によって渋滞が引き起こされたり、生活道路の通過交通によって沿道住民の安全が脅かされることとなる。そのため、通過交通を不適当な道路に流入させないことが大切となっている。
【英】Through Traffic
通行権
 青信号によって与えられる、交差点を通過する権利
【英】Right of Way
通行止め【つうこうどめ】
 車両・歩行者の全て、もしくは一部の通行を禁じる規制のこと。
 規制標識「通行止め」は車両・歩行者あらゆる対象の通行を禁じるが、他の種類の標識や補助標識によって対象を定めた通行止め規制が行われる。
【交通規制】
└【標識】
通称名
 一般の道路利用者にも分かりやすいように名付けられた道路名。路線名とは区別される。

 通称名と言っても、道路管理者が定める場合と、道路利用者の間で非公式に広がった場合と分けられる(後者のものが公式になることも少なくない)。
【英】Nickname
継目【つぎめ】
 舗装の新旧によって生じる境界線のこと。力学的に弱点となりやすく、施工上は入念な処理を要する。
【↑】舗装
【英】Joint
津波【つなみ】
 地震などによる波動が陸地に押し寄せること。大きなエネルギーを持ち、特に威力が大きいものは家屋や自動車をも押し流す。津波によって生じた瓦礫類によって道路が閉塞することも問題となる。
【英】Tsunami
【出典】気象庁 津波発生と伝播のしくみ
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/tsunami/generation.html
津波標識【つなみひょうしき】
 津波に対する注意喚起や避難に必要な情報を示した標識。標識令で制定されていないが、ピクトグラムはJISにより規格。「津波注意」「津波避難場所」「津波避難ビル」の三種類が規定されている。
【↑】法定外標識
【英】Tsunami Sign
 
吊り橋【つりばし】
 橋梁を構造形式で分類した呼び方で、柱から延びたケーブル(メインケーブル)から更にケーブル(ハンガーロープ)を鉛直に垂らし、そのハンガーロープの引張力で道路を支える橋のこと。
 有名なものとして明石海峡大橋がある。
【↑】橋梁
【英】Suspension Bridge
■て
出合頭事故
 交差点で交わる車両が互いに行き会う時点で事故を起こすこと。
停止禁止部分
 斜線の標示の上では停止してはならないという規制。消防署や警察署の前で実施されていることが多い。
【交通規制】
└【標示】
Stopping Prohibition Area
停車
 自動車が停止する行為のうち、駐車を除いたもの(道交法第2条の19より定義)。
【英】Stopping
停車可
 本来は停車が禁止されている部分(道路の右側路端)などでの停車を許可する交通規制のこと。
【交通規制】
└【標識】
停車場
 鉄道駅のこと。駅を起終点とした都道府県道や市町村道の路線名として用いられる例が多い。
【英】Rail Station
停車帯
 荷物の積み下ろしや人の乗降のために設けられた車線のこと。
【英】Stopping Lane
丁字路
 道路が直角に分岐する形式の交差点のこと。T字路とも。
【↑】交差点
【英】T-junction
定周期制御
 予め現示構成、各現示の時間が定められている制御のこと。これによって制御された信号機を定周期信号と呼ぶ。
【↑】交通信号
【英】Pre-timed Control
停止線
 一時停止、横断歩道や交通信号によって停止しなければならない位置で、道路の進行方向とは直角に敷かれた線(標示)のこと。
 この標示の視認性に不安がある場合は補助として同名の標識が設けられる。
【交通規制】
└【標示】【標識】
Stop Line
低速車
 かつて存在していた車両区分。この車両区分の車両は法定速度が30km/hである。

 この対象車両は
 ・原動機付自転車
 である。

 今でも原付は法定速度が30km/hだが、1992年(平成4年)の道交法改正における「中速車」の廃止により、この呼称は使われなくなった(実質としては廃止)。
【↑】車両
【英】Low-speed Vehicle
テーパー
 付加車線の出現・消滅地点において、車両通行部が漸次移り変わっていく部分のこと。
【英】Tapered Lane
テーパー長
 付加車線の出現・消滅地点において、そのテーパーの延長のこと。
テーパーポール
 鉛直に伸びた柱と梁が一体となった長い曲柱を用いて設置する方法。
【↑】標識柱
出口記事表示
 高速道路の出口案内標識において、インターチェンジの番号や距離を示した部分のこと。
 インターチェンジ名+近隣都市名を示した部分の下に付属している部分。
【↑】案内標識、緑看板  
出口予告標識
 前方の出口等の分岐とそれまでの距離を示した案内標識。
【↑】案内標識、緑看板
手信号
 交通信号が無い場合に、警察官が自らの合図で行う信号のこと。 
【英】Hand-signal
鉄筋コンクリートL型【てっきん〜えるがた】
 鉄筋コンクリートをL型に形成したもので、路端の排水用側溝として用いられる。
鉄筋コンクリートU型【てっきん〜ゆーがた】
 →「U形溝」
デマンドバス
 従来からある路線バスとは異なり、予約に応じて運行される非固定ダイヤのバスを指す。
 運行形態は地域の特性によって異なるが、予約が無いとサービスを受けられないのが原則である。
【↑】バス
【英】Demand Bus
テラス型バス停
 車道側に張り出す形式で設けられたバス停のこと。
【↑】バス停
デリネーター
 →「視線誘導標」
【↑】交通安全施設、道路付属物
転回
 進行している車両がU字状に逆走へ転じること。
【英】U-turn
転回禁止
 転回を禁じた規制のこと。標識の設置方法によって、場所規制と区間規制に分けられる。
【交通規制】
└【標識】【標示】
U-turn Prohibition
転回路
 転回の為に設けた車道のこと。
転換交通
 道路の新設によって、在来の道路から転換する交通のこと。
【英】Diverted Traffic
電光式標識
 「(323)最高速度」において、標識板の電球やLEDの表示を変えることで「最高速度」を表示するもの。区間に関する補助標識もこれを用いることがある。
【↑】規制標識
【英】Light Sign
点字ブロック
 視覚障害者の歩行を支援する目的で、路上に設けられるブロックのこと。
 なお、線上に設置されているものを「誘導ブロック」、丸い点が敷き詰められたものを「警告ブロック」と呼ぶ。
【英】Braille Block
天井板
 横流換気方式において換気ダクトと車道を分離する板のこと。笹子トンネル天井板落下事故に伴い、現在では撤去が進められている。
【↑】トンネル
点線国道【てんせんこくどう】
 通行不能区間を持つ国道のこと。通常は一般国道における場合を指す。
<関連>ミッシングリンク
【↑】国道
電熱融雪
 路面を加熱させて融雪・凍結防止を行うこと。電熱線、または温水配管のいずれかが用いられる。加熱で得る温度はおおよそ2℃程度である。

<同意>ロードヒーティング
【英】Road Heatubg
転落防止柵
 主に歩行者向けとして、道路からの転落を防ぐ用途で設置された防護柵。
【↑】防護柵
■と
峠【とうげ】
 坂道を登り詰めて下りにかかる地点。山の鞍部。
【英】Pass
透水性舗装
 降水が地中に浸透しやすいよう、空隙が多い質のアスファルト舗装のこと。
【↑】アスファルト舗装
【英】Porous Pavement
動物横断路
 道路開発による生息域の分断やロードキルを防ぐために設けられる動物向けの通路のこと。オーバーパス、アンダーパス問わず採用されている。
【英】Animal Passway
洞門
 道路交通を落石や雪崩から守る為に上空をコンクリートや土などで覆った構造物のこと。
導流式交差点
 導流島を設けて交通処理を円滑にした交差点のこと。これに対し、導流島を設けない交差点は非導流式交差点という。
【英】Channelized Intersection
導流島
 交差点内の交通を整流化し、交通安全を促進するために設けられた島(交通島)のこと。
 縁石や標示によって形成される。
【英】Channelaizing Island
導流帯
 車両が走るべきでない部分に設けられる縞模様の標示のこと。
 ただし、道路交通法上で走行が禁止されているわけではないため、この上を走行する車両が多いことも注意しなければならない(特に右折車線の手前)。

<同意>ゼブラゾーン
【↑】指示標示
【英】Channelaizing Strip
導流路
 右左折車が滑らかに流れるよう設けられた通路のこと。
【↑】Channel
灯火式標識
 →「内部照明方式標識」 
【標識】
灯器
 内部に光源が納められ、レンズが設けられた信号機本体のこと。
【信号】
凍結
 一般には水から氷への相転移を指す。
 道路上でも水分が存在すれば水の凝固が生じる。
 →「路面凍結」
【↑】雪害
【英】Freezing
凍結防止剤
 →「路面凍結防止剤」
【↑】凍結
【英】Antifreeze
「道路」を冠する用語は以下のページへ。

道路交通用語集「道路」
土方カーブ
 厳密な測量を経ずに現場で経験的・近似的に設けられた曲線のこと。特殊車両
 道路法や車両制限令で規定されている大きさや重さを超える車両のこと。
 大きさで超える車両を超寸法車両、重さで超える車両を超重量車両という。
 略称は特車特殊車両通行許可
 特殊車両が「指定道路」以外の経路を通る際に必要となる許可。特定中貨
 「中型貨物」のうち、総重量が8t以上、最大積載量が5t以上のもの。特定中乗
 「中型乗用」のうち、総重量が8t以上、乗車定員が11人以上のもの。登山道【とざんどう】
 山を登るために設けられた道。道路法に基づいて管理されている例もある。都市間高速道路
 都市と都市を結ぶ目的で整備される高速道路のこと。道路構造令第3条第1項で定められる「第1種」の道路が該当。
 主な例として、名神高速や東名高速、中央自動車道が挙げられる都市計画
 未来の都市の在り方を想定した上で、土地利用や交通施設などを整備する計画を立てること。都市計画道路
 都市計画法によって「都市の基盤」として計画・建設される道路。一般に、交通安全のみならず都市における機能性も重視して計画される。
 なお、路線番号や路線名も一般的には決められているが、道路法におけるそれらとは異なって定められる。
 略称は都計道都市高速
 =「都市内高速道路」都市内高速道路
 都市内に設置される高速道路のこと。道路構造令第3条第1項で定められる「第2種」の道路が該当。

 都市内高速道路は
 ・首都高速 ・名古屋高速 ・阪神高速 ・広島高速 ・北九州高速
 ・福岡高速
 が存在する。

<関連>都市高速都市部
 市街地を形成している地域又は市街地を形成する見込みの多い地域のこと(道路構造令より)。土砂道
 路面が土砂によって成り立つ道路。土地利用誘導機能
 道路の機能の1つ。市街地形成の際に都市の骨格を為す機能。市街地形成機能とする書もある。

<関連>交通機能、トラフィック機能、アクセス機能、空間機能ドッグレッグ
 四肢の交差点において、1脚のみ斜めに取り付けられている交差点のこと。

<同意>折れ脚交差ドット
 高速道路の分合流部や登坂車線に見られる車線境界線のこと。ドットラインとも。都道府県道
 各都道府県で路線を定めた道路。原則として都道府県が管理することになっているが、政令指定都市ではその市が管理することになっている。
 国から補助を受けられる「主要地方道」と、それ以外の「一般県道」に分けられる。
 路線番号の案内は写真のような六角形の標識(都道府県道番号)で行われる。

<同意>(府県道)登坂車線
 加速性能が低い車両(例えばトラック)は上り坂には不利となる。そのため、加速性能が高い車は追越ができ、円滑な交通を促す為の付加車線が登坂車線である。
 道路構造令第21条により縦断勾配が5%(設計速度が100km/h以上なら3%)以上の場合に設置しなければならない。飛び出し
 車両の存在する道路に確認を怠り駆け出すこと。飛び出し坊や
 子供や版権キャラクターを模った図柄で飛び出しに対して注意を促す看板のこと。自治体やPTAが任意で設置しているケースが多い。
 なお、発祥は滋賀県東近江市といわれる。徒歩道
 専ら歩行者の通行を対象として作られた道路。ドライビングシミュレーター
 実際の自動車の装備を室内に備え、仮想的な道路空間を映して運転を模擬的に行える装置のこと。自動車教習所や学術研究機関において活用されることが多い。ドライブレコーダー
 車両の前面に載せ、走行状況を記録するビデオカメラのこと。
 事故発生時には、撮影された動画は事故を検証する際の有効な証拠となる。

<関連>車載動画トラス
 鉄骨を三角形に組んだものを連ねた構造。

<関連>ラチストラス橋
 橋梁を構造形式で分類した場合、トラスを組んだ形で架設したものを指す。トラフィックカウンター
 「車両感知器」の英訳。トラカンとも呼ばれる。トラフィック機能
 道路の機能の1つ。道路での地域間移動に関する機能のこと。高速自動車国道がこのトラフィック機能に特化して整備されている。トランペット型立体交差
 立体交差の形状の1つで、本線から1枝分岐する場合に採用される。
 全国のインターチェンジ・ジャンクションでこのタイプのものが見られる。取付道路
 道路や橋梁・トンネルの他、堤防や公共施設・住宅などに取り付けるために設けられる道路。取付坂路
 沿道の人家・農道などへの出入路。道路への取付道路となるランプとは区別される。トリップ
 人や車、物の出発地から目的地までの移動のこと。
 交通行動をあくまで「手段」としてみた場合に、1つの目的を以て目的地へ移動を1つのトリップとして計上する。この際、途中の交通手段の変更がある場合も同一のトリップとして扱う。ただし、行動する目的が変われば違うトリップとして扱われる。

 それぞれのトリップの長さをトリップ長(Trip Lenth)と言い、またその発着・終着地のことをトリップエンド(Trip End)と言う。どんぐり
 高速道路の路線名・路線番号を確認するための法定外標識のこと。正式名称は路線確認標示板という。

<関連>栗(路線番号導入前)ドン付き
 丁字路において、直進できない方向を指す。突き当りとも。主に関西圏で使われている方言である。トンネル
 土を掘削し、その部分を歩行者・車両・列車などの通過を主とした人間生活の向上のために設置した構造物のこと。トンネル換気
 車両からは一酸化炭素や窒素酸化物といった有害物質が排出される。これらがトンネル内に滞留することは危険である。
 トンネル内の空気をきれいなものとするために実施されるのが「トンネル換気」である。トンネル入口情報板【〜いりぐちじょうほうばん】
 トンネル手前に設置してトンネル内部の注意事項を掲示する情報板。NEXCOでの区分では「D型情報板」として扱われている。トンネル等級区分
 「道路トンネル非常用施設設置基準」による5つ(AAからDまで)に分けられたトンネルの区分。このランクによってトンネルに必要とされる非常用施設が定まる。トンネル非常用施設
 トンネル内に事故や火災が発生した際に被害を食い止めるために設置される施設のこと。トンネル用信号
 トンネルの内部状況によって現示を変える信号機のこと。事故や規制が無い状態は青現示、事故によって通行止なら赤現示となる。
 日本坂トンネルでの火災事故における教訓をもとに長大トンネルを中心に設置されている。
【↑】カーブ
【↑】車両
 
 
【↑】高速道路
【英】Interurban Expressway
【英】City Planning
【英】City Planning Road
【↑】高速道路
【英】Urban Expressway
【↑】高速道路
【英】Urban Expressway
【英】Urban Area
【英】Earthroad
Dog Leg
【標示】
Dot
【英】Prefectural Road
【↑】付加車線
【英】Diming Lane
【英】Driving Simulator
【英】Driving Recorder
【↑】橋梁
【英】Truss
【↑】橋梁
【英】Truss Bridge
【英】Traffic Counter
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【英】Trumpet Interchange
【英】Access Road
【英】Trip
【英】Acorn Sign
【↑】丁字路
【英】Tunnnel
【トンネル】
Tunnel Ventilation
【↑】道路情報板
【↑】トンネル
【↑】交通信号
【英】Tunnnel Signal

 
 
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