■道路交通用語集(ら行・わ行)

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このページでは「ら」から「わ」までの用語を紹介します。
■ら
ラーメン橋【〜きょう】
 橋梁を構造形式で分類した場合、部材を剛結させて架橋したものをいう。
 「ラーメン」はドイツ語で「骨組み」を意味する。
【↑】橋梁
【英】Rigid-frame Bridge
ライジングボラード
 自動で昇降するボラード(車止め)のこと。ヨーロッパでは普及している。
 日本では見られなかったが、新潟市ふるまちモール6で平成26年8月から本格的に導入開始された。
【↑】車止め
【英】Rising Bollard
ライフサイクルコスト
 構造物や工作物の建設、維持、撤去に必要なコストの総計のこと。
【英】Life Cycle Cost
【略】LCC
ライフライン
 電気、ガス、水道、交通、通信など生活を支えるありとあらゆるインフラストラクチャーのこと。
【英】Life Line
ライン
 区画線のこと。
【↑】区画線
【英】Line
ラウンドアバウト
 ロータリー交差点の一種で、以下の条件を満たすもの。
 ・環道を走る車両が優先
 ・環道内の走行は徐行
 ・時計回りで走行すること(左側通行の場合)

 なお、ラウンドアバウトとして運用されている交差点には規制標識「環状交差点における右回り通行(327の10)」が設置される。
【↑】交差点
【英】Roundabout(RAB)
落石【らくせき】
 岩塊や礫が剥離して落下したもの。道路上の落石は通行の障害になることがあり、更に道路利用者に直撃した場合は重大な傷害を負わせる危険性もある。
【英】Rockfall
落石防止施設【らくせきぼうししせつ】
 落石から車両・歩行者を守る為に設けられる施設のこと。
【英】Rockfall Protective Facility
【根】構造令
落石覆工【らくせきふっこう】
 落石の恐れがある区間の上部を覆い、通行する車両や歩行者に当たらないようにする落石防止施設の1つ。
【↑】落石防止施設
【英】Rockfall Protective Decking
落石防止柵【らくせきぼうしさく】
 落石が道路上に落ちてこないようにするために設けられる金属製の柵で、落石防止擁壁と併用する場合も多い。
【↑】落石防止施設
【英】Rockfall Protective Fence
落石防止網【らくせきぼうしもう】
 斜面を網で覆うタイプの落石防止施設のこと。
【↑】落石防止施設
【英】Rockfall Protective Net
落石防止擁壁【らくせきぼうしようへき】
 落石が道路に飛散しないために設けられる擁壁のこと。通常の擁壁と違い、常時は土圧を受けるものでない。
【↑】落石防止施設
【英】Rockfall Protective Wall
ラジオ再放送設備【〜さいほうそうせつび】
 トンネル内でラジオを受信できるようにするための設備のこと。
 トンネル外に設けたアンテナで受信し、トンネル内にもアンテナ(誘導線)を張って車両に送信する。
ラチス
 トラス構造において、斜めに設けられた部材のこと。
【↑】橋梁
【英】Lattice
落下物【らっかぶつ】
 車両が道路に落としたもの。事故の可能性を孕むものであり、高速道路等では落下物に対して道路交通法上の罰則が設けられている(一般道路でもそれが起因で生じた事故は責任が問われることがある)。
【英】Lost Property
落橋防止装置【らっきょうぼうしそうち】
 地震や風により、変位を抑え橋梁が落下しないようにする装置のこと。ワイヤーやダンパーを設置するなどの
【↑】橋梁
ラドバーンシステム
 住宅内の道路を歩車分離にして、またクルドサックを設け通過交通を排除する道路網の設計方式のこと。
 このような交通体系を初めて実施したアメリカ・ニュージャージー州の地名が由来。

<関連>ボンエルフ(こちらは歩車共存)
【英】Radburn System
ラバーコーン
 →「パイロン」
【英】Rubber Cone
ラバーポール
 →「車線分離標」
【=】車線分離標
乱横断【らんおうだん】
 自動車との事故が起こる危険性がある無理な横断のこと。
 信号を無視した横断や、交通量が多い道路かつ横断歩道でもない場所を横断することが該当する。
ランチタイムプロナード
 昼食時間帯に街路を歩行者天国にして、サラリーマンや店員などに道路を憩いの場として提供するための交通規制のこと。
【↑】交通規制
ランプ
 立体交差において、高低の道路を結ぶための連絡路のこと。高速道路のインターチェンジにおいて、本線と一般道路を結ぶ道路が「ランプ」にあたる。

 それが転じて、インターチェンジのことを「ランプ」と言うことがある。

<関連>オンランプ、オフランプ、インターチェンジ
【英】Ramp
ランプターミナル
 分合流と本線車道とランプの接続部一体のこと。
【英】Ramp Terminal
ランプメータリング
 高速道路のオンランプで信号機によって車両を1台ずつ本線に流入させること。
 合流車両によって本線が渋滞に陥らないようにするために導入されるが、同時に一般道路に影響を与える可能性に留意しなければならない。欧米では広く導入されているが、日本では試験的に導入されたが本格化には至らなかった。
【英】Ramp Metering
ランブルストリップ
 舗装面を削った凹型の部分を多数配置することによって、この上を走った車両に振動と音を発生させ、ドライバーに対して車線逸脱を警告させるもの。
【↑】舗装
【英】Rumble Strip
■り
離合【りごう】
 車両どうしがすれ違うこと。
リダンダンシー
 日本語で「冗長性」とも。
 複数の経路の選択ができるネットワーク(道路網)において、事故や災害などが起きても完全に寸断されない性質のこと。
【英】Redundancy
陸橋【りっきょう】
 陸上に設けられた橋のこと。
【↑】橋梁
【英】Bridge
立体横断施設【りったいおうだんしせつ】
 歩行者や自転車が安心して車道を横断できるように設けられる施設のこと。オーバーパス形式(横断歩道橋)とアンダーパス形式(地下横断歩道)に分けられる。
【↑】橋梁、交通安全施設
【根】構造令
立体交差【りったいこうさ】
 交差する道路や鉄道等が異なる高さで交わること。
【英】Grade Separation
【根】構造令
立体駐車場【りったいちゅうしゃじょう】
 狭い土地により多くの自動車を駐車させるために立体構造にした駐車場のこと。
【↑】駐車場
里程標【りていひょう】
→「キロポスト」
【↑】道路標識
【英】Kilopost;Milestone
里道【りどう】
 道路法の適用が無いが公共の用に用いられている道路のこと。
リバーシブルレーン
 上下線で各々の方向に「可変(リバーシブル)」する「車線(レーン)」で、日本では「中央線変移区間」という。
 時間帯によって上下線で交通容量の調節を行えるため、渋滞解消の手段の1つとして整備されてきた。しかし、可変標識や発光道路鋲の維持にコストがかかるため、現在では減少傾向にある。

<同意>中央線変移区間
【↑】交通規制
【英】Reversible Lane
リブ
 ライン表面に設ける突起のこと。視認性を高めるほか、車両の通過時の振動や摩擦音によって車線逸脱の注意喚起を促す。
【↑】路面標示
【英】Rib
リブ
 →「補強金具」
【↑】道路標識
【英】Rib
流出部【りゅうしゅつぶ】
 交差点などから離れる交通が通行する部分を指す。
【英】Exit
流雪溝【りゅうせつこう】
 人家などが立ち並ぶ地帯などで堆雪幅が取れない場合に、雪を水で流すように設置される溝のこと。
流末処理【りゅうまつしょり】
 道路上からの排水を処理すること。排水ますから下水道に流入させる一連の処理のこと。
【↑】排水
流入部【りゅうにゅうぶ】
 交差点などに近づく交通が通行する部分を指す。
【英】Entrance
料金【りょうきん】
 有料道路において、通行時に支払わなければならない金銭のこと。
 日本の道路は原則として全て無料であるが、一部の道路(高速道路など)は建設費の返済や維持費の捻出のために支払わなければならない。
料金所【りょうきんじょ】
 有料道路において、料金を支払う施設のこと。料金徴収施設とも言う。

<関連>検札所
【英】Toll Gate
料金プール制【りょうきん〜せい】
 全国を走る高速道路を1つの系として料金を徴収する制度のこと(鉄道網においても導入されている)。
 これによって、日本全国で同じ料金体系を維持でき、非採算路線の借入金を採算路線で賄えるという利点がある。
料金所名称板【りょうきんじょめいしょうばん】
 料金所の名称を示した案内標識のこと。
【↑】料金所、案内標識
【英】Toll Gate Name Plate
両持式標識【りょうじしきひょうしき】
 1つの柱の両側で標識板を設置する方式の標識のこと。前後に両面で設置する場合やY字型の分岐部においてT字型柱で設置するタイプがある。
【↑】道路標識
利用者均衡配分法【りようしゃきんこうはいぶんほう】
 道路交通需要予測の手法の1つで、ある地点間の移動に用いる経路を考えるときに用いられる。
 道路の利用者全員が所要時間が最も短い経路を利用すると仮定とし、「Wardropの第一原則」より複数の利用経路があっても何れも所要時間は同じであるとする。
旅行時間測定システム【りょうこうじかんそくてい〜】
 いわゆる「Tシステム
 道路の所要時間を測定する目的で設置される装置。複数台設置し、その間の通過時間によって特定の区間の所要時間を集積する。
旅行速度【りょこうそくど】
 信号での停止を含めた旅行時間を全行程の距離で割って算出した速度のこと。
【英】Travel Speed
臨界速度【りんかいそくど】
 道路の交通量が最大になる平均速度のこと。
【英】Critical Speed
臨界密度【りんかいそくど】
 これ以上の増大が急激な速度低下を招く密度のこと。この密度を境界として自由流(臨界密度以下)、渋滞流(臨界密度以上)に交通流が分けられる。
【英】Critical Density
リンク
 ネットワークを考える上で、結節点(ノード)をそれぞれ接続する線を指す。
【英】Link
臨港道路【りんこうどうろ】
 港湾法によって臨港交通施設として整備され、港務局や地方公共団体の管理している道路のこと。
【英】Harbor Road
林道【りんどう】
 森林の整備・維持を目的として整備された道路のこと。農林水産省の所管となる。
【英】Forest Road
■る
ルート
→「路線」
※こちらの「ルート」には「路線」の意味の他、単なる「目的地までの道筋」と言った意味もある。
【英】Route
ルートマーカー 
 路線を示すマークのこと。いわゆる「おにぎり」や「ヘキサゴン」など。
【↑】案内標識
【英】Route Marker
ループ橋【〜きょう】
 道路で、急坂を用いずに高所に登る方法として長い曲線を取ることである。
 このループ橋は、円を一周するように道路を作り、そして高所と低所を結んだ橋のことである。
【↑】橋梁
【英】Loop Bridge
ループ式車両感知器【〜しきしゃりょうかんちき】
 舗装内部にループコイルを埋設し、電磁誘導の発生により車両の存在するもの。
【↑】車両感知器
ループランプ
 円を一周するような構造のランプウェイのこと。
 名古屋高速1号の黒川出入口にあるものが代表例。
【英】Loop Ramp
■れ
瀝青【れきしょう】
 二硫化炭素(CS2)に溶解する半固体状ないしは固体状の有機物。アスファルトもこの一種である。
【英】Bitumen
劣後車【れつごしゃ】
 交差点において、優先車に先を行かすために徐行や停止の義務がある車両のこと。

<関連>優先車
【英】Non-priority Car;
Subordinated Car
列車感応制御【れっしゃかんのうせいぎょ】
鉄道との踏切に近い信号機を、踏切の動作状況に関連させて動作させる制御のこと。

<関連>踏切信号
【↑】交通信号
連結許可【れんけつきょか】
 自動車専用道路と一般道路や利便施設とを接続させる際に、自動車専用道路の管理者が接続を認める許可のこと。道路法48条の5によって定められている。
【↑】インターチェンジ、道路法
連続規制【れんぞくきせい】
 工事が断続的に行われている場合に、事故や渋滞を減らす目的で工事が行われていない区間も規制すること。

<関連>個別規制
【↑】交通規制
連続橋【れんけつきょう】
 桁橋の内、桁が両端の他に中間部でも支えられた不静定構造の橋梁。
【↑】橋梁
【英】Continious Bridge
連続照明【れんぞくしょうめい】
 複数個の道路照明灯を連続で等間隔に設置する方式。
【↑】道路照明灯
【英】Continious Light
連続性【れんぞくせい】
 前後の標識で、一貫した案内がなされているという性質。
【↑】案内標識
連続通過帯【れんぞくつうかたい】
 →「スルーバンド」
【↑】交通信号
連動制御【れんどうせいぎょ】
 2つ以上の交差点で信号機を連係操作すること。

<関連>系統制御、オフセット
【↑】交通信号
連絡路【れんらくろ】
 他の道路どうしを結ぶ道路のこと。ランプウェイを呼ばれるものが多い。
【英】Ramp Way  
■ろ
漏洩同軸ケーブル【ろうえいどうじく〜】
トンネル内でハイウェイラジオや路側放送を受信できるように敷設されるケーブル。
【英】Leaky Coaxial Cable
(LCX)
老朽化【ろうきゅうか】
 あらゆるインフラストラクチャーにおいて、時間経過が進むにつれて化学的・物理的な作用によって耐久性や機能性において劣化すること。
ロータリー
 中央部に島を設け、車両を一方向に回るようにしたドーナツ状の交差点のこと。
 ラウンドアバウトはこの中の1つ。

 信号機を設けず、このロータリーによって交通を捌くことをロータリー制御という。

<関連>ラウンドアバウト
【↑】交差点
【英】Traffic Circle;Rotary
ロータリー型(インターチェンジ)
 ランプウェイにロータリーが用いられ周回可能な立体交差(インターチェンジ)のこと。織込区間が生じるため渋滞が発生しやすい。
 首都高速の箱崎ロータリーでは複数の出入口によってロータリー型インターチェンジを形成している。
【↑】インターチェンジ
ロードキル
 道路上で動物が車両に轢殺されること。
 これを防ぐために、警戒標識「動物注意」(右写真)や動物横断路が設置される。
【英】Road Kill
ロードコーン
<同意>パイロン、セーフティーコーン
【英】Road Cone
ロードヒーティング
 →「電熱融雪」
【英】Road Heating
ロードプライジング
 ある特定の路線や地域、時間帯で自動車利用者に対して課金を行い、自動車の通行を抑止する交通需要マネジメント(TDM)のこと(建設費返済の為に通行料金を払うこととは区別されている)。

 渋滞緩和や環境対策を目的に海外の都市では実施されているが、日本で本格的な実施例は無い。
【英】Road Pricing
路外駐車場【ろがいちゅうしゃじょう】
 道路の外に設置される駐車場のこと。
【↑】駐車場
【英】Off-street Parking Area
路肩【ろかた】
 車道の外側に設けられる帯状の部分。故障者の退避や歩行スペース、道路自体の保護などの役目がある。
【英】Shoulder
【根】構造令
路地【ろじ】
 人家の間を通る狭い道路のこと。

<関連>裏通り、二項道路
【英】Alley
路床【ろしょう】
 舗装の基礎として、舗装面から1m程度までの部分に設けられる砂で構成された部分のこと。
 車両の移動荷重を分散させる役割を持つ。
【↑】舗装
【英】Subgrade
路上駐車場【ろじょうちゅうしゃじょう】
 道路の路面上で区域を定めて設けられる駐車場のこと。
【↑】駐車場
【英】Street Parking Area
路線【ろせん】
 起終点を持ち、各々の経由地を結んで有機的な役割を形成した道路の道筋のこと。

 日本においては、道路法第3条に基づいて高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道の4区分で路線が指定・認定されている。
【英】Route
【根】道路法
路線変更【ろせんへんこう】
 予め定められている路線の起終点、経由地、整理番号、路線名などを変更する手続きのこと。なお、起終点のどちらも変更する場合や、路線の統合や分割を行う場合はこの手続きで遂げることができない。
【↑】路線
【英】Route Change
【根】道路法
路線系統制御【ろせんけいとうせいぎょ】
 →「系統制御」
【↑】交通信号
【英】Coodinated Control
路線指定【ろせんしてい】
 高速自動車国道や一般国道の路線を登録、経由するルートの決定を政令によって行うこと。

<関連>路線認定(都道府県道や市町村道の場合)
【↑】路線
【英】Designation of Route
【根】道路法
路線選定【ろせんせんてい】
 道路を計画する前段階として、起終点の間を結ぶ路線の候補(比較線)からルートを決めること。

<関連>比較線
【↑】路線
路線認定【ろせんにんてい】
 自治体が都道府県道や市町村道の路線を新規で登録する行為のこと。なお、こちらは図面による縦覧によって路線の位置を確定させる。

<関連>路線指定(高速自動車国道や一般国道の場合)
【↑】路線
【英】Designation of Route
【根】道路法
路線廃止【ろせんはいし】
 道路の路線としての登録を抹消すること。この手続きを受けた道路は別の路線となることが一般的。
【↑】路線
【英】Abolition of Route
【根】道路法
路線バス【ろせん〜】
 決められた進路に従って運行する、公共交通として運行されているバスのこと。
【↑】バス、公共交通
【英】Fix-route Bus
路線バス等優先通行帯【ろせん〜とうゆうせんつうこうたい】
 路線バス等に円滑な運行を促進するため優先権を与える車線。
 一部の車両を除いて後方から路線バスが接近した場合は速やかに車線を変えること、渋滞で車線変更できないと見込まれる場合は最初から利用しないことがルール(道交法第20条の2)。
【↑】交通規制、規制標識
【英】Bus Priority Lane
【根】道交法
路線番号【ろせんばんごう】
 それぞれの路線を区別する目的で付けられた整理番号のこと。
【↑】路線
【英】Route Number
 
路線標識【ろせんひょうしき】
 当該路線の路線番号・路線名を示した道路標識のこと。
【↑】案内標識
【英】Route Maker
路線名【ろせんめい】
 それぞれの路線を区別する目的で付けられた名前のこと。

<関連>通称名
【↑】路線
【英】Route Name
路側式標識【ろそくしきひょうしき】
 道路の横に建てられる標識のこと。基礎が路側にあっても、標識板が道路頭上にある場合はこの名称を用いない。
【↑】道路標識
【英】Roadside Sign
路側帯【ろそくたい】
 歩道のない道路で、白線の外側の部分のことを指す。道路外の施設に出入する場合などを除き車両の通行は許されていない(道交法第17条の1)。
 路面標示においては白線を含んで指す言葉となっている。同じ路側帯の仲間として、「駐停車禁止路側帯」、「歩行者専用路側帯」がある。
 歩道がある道路の外側の白線は「車道外側線」となり、道路交通法におけるルールが適用されない。。
【↑】規制標示
【英】Margin;Sides Strip(米);Verge(英)
【根】道交法
路側通信
 ラジオで道路情報を聞くことができるシステム。
 高速道路では「ハイウェイラジオ」として運用されている。
 また、路側通信を行う場所を示した標識を路側通信案内標識という。
【英】Roadside Radio Broadcasting
路側表示器
 料金所のブース内に設置され、進入車両に対して通行の可否や料金などのメッセージを伝えるもの。
路側無線装置
 ETCにおいて、車両に積載されている車載器と無線通信を行う装置。
路体
 舗装の基礎として、舗装面から1m以下の部分に設けられた土の部分のこと。
【↑】土工
【英】Filled Up Ground
路頂
 道路横断面の最高部を指す。道路から側溝等に排水するために「路頂」を頂点とした横断勾配を設けることが多い。
【英】Crown
【根】構造令
路盤
 舗装の基層、表層と路床の間に設けられる砂や砕石で構成された層。
 上の層で受けた荷重を広く分散させて路床に行きわたらせる役割を持つ。
 一般に、上部路盤下部路盤に分けられる。
【↑】舗装
【英】Base Course
ロボット誘導員
 工事現場において、電動で腕を揺らし車両の誘導を促すロボットのこと。
路面【ろめん】
 道路の表面。
【英】Road Surface
路面整正【ろめんせいせい】
 路面に残された氷雪の凹凸や轍(わだち)を除雪グレーダなどで削り取って、路面を平坦にしつつ雪を路外に除けること。
 車両による雪の踏み固めでできる圧雪で生じる。
【↑】除雪
【英】Surface Leveling

【出典】国土交通省 建設施工・建設機械
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kensetsusekou/seibi/josetu/romenseisei.pdf
路面清掃【ろめんせいそう】
 道路を清掃する道路維持活動。
 路面のゴミや砂埃などを取り除き、道路の美観と保全が保たれる。
【英】Road Sweeping
路側雪堤【ろそくせってい】
 除雪作業によって道路の路側に寄せられた雪で形成される道路に沿った長い堆雪。
 道路の運転者にとっても視距を縮める障害となり、また路面に吹き溜まりが生じやすくなる。
【英】Roadside Snow Bank
路面電車【ろめんでんしゃ】
 道路上の併用軌道を走る電車のこと。
 このような形態で走る電車は、他の車両や歩行者と同じように道路交通法の適用を受ける。
【↑】車両
【英】Tram
路面凍結【ろめんとうけつ】
 舗装面にある水分が凍り付くこと。
 これにより車両は滑りやすくなるので、ドライバーはスリップに注意が必要。

<関連>アイスバーン
【↑】舗装
【英】Freezing
路面凍結防止剤【ろめんとうけつぼうしざい】
 路面凍結を防ぐために散布される薬剤のこと。塩化ナトリウム(食塩と同成分)や塩化カルシウムが用いられ、過剰な散布は塩害を引き起こす恐れがある。
 これを散布することによって、「凝固点降下」により路面凍結が生じる温度を下げる。
【英】Antifreeze
路面標示【ろめんひょうじ】
 路面上に設置されている区画線、道路標示を総括した言い方(交通工学研究会ではこの呼び方で統一している)。
【↑】交通安全施設
【英】Pavement Marking
路面復旧【ろめんふっきゅう】
 工事によって生じた掘削跡を復旧すること。
【英】Pavement Restoration
■わ
Y字型交差点
 アルファベット「Y」の形状に似た三叉路のこと。
【↑】交差点
【英】Y-intersection
Y字型(立体交差)
 アルファベット「Y」の形状に似た立体交差のこと。
【↑】立体交差、インターチェンジ
Y字路
 →「Y字型交差点」
WHY字路
 Y字型交差点(Y字路)の内、センターラインがそのまま分岐する形状の交差点。危険な形態なので、運転する側としては溜まったものではない。アニメ「DYNAMIC CHORD」で出て以来、認知される。
【↑】交差点
轍【わだち】
 車両が通った部分に残る車両の跡。
【英】Track
轍掘(れ)【わだちぼれ】
 アスファルト舗装において、車輪の通過する軌跡に生ずるへこみのこと。
【↑】アスファルト舗装
【英】Rutting
わたるくん
 JB本四高速のマスコットキャラクター。デザインのモチーフは橋梁で、各ルートにあわせて赤・黄・青の三匹いる。 
公式サイトはこちら
割り込み【わりこみ】
 後方に車両が走行しているのにも関わらず、無理矢理に進路変更を行うこと。
 道路交通法第32条に反する行為であり、これによって生じた事故は一般に割込みを行った車両に対して7割の過失となる。
【英】Interruption  

 
 
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