■道路交通用語集

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道路・交通関係の用語を紹介するページ。

このページでは「交通」を冠した用語を紹介します。
■交通
交通
 人間が不特定多数の供用された空間内において意思と目的に基づいて行う移動のこと。
【英】Traffic
交通安全
 交通(自動車に限らず)において、事故が無く安全であることを指す言葉。 
【英】Traffic Safe  
交通安全施設
 道路の交通安全を守る為に設けられる施設。
標識、標示や信号機の他、防護柵や歩道橋など。
【英】Traffic Safety Device;Traffic Safety Facility  
交通開放
 工事などで交通規制していた道路から、規制を取っ払い自由に走行できるようにすること。
交通換気
 トンネル内で、自動車の流れによって生じる気流による換気のこと。
交通管制
 道路交通を安全かつ円滑なものにする目的で、車両感知器やCCTVなどの情報収集施設を用いて情報を集め、交通信号の制御や道路情報の提供などを行うこと。
【英】Traffic Contorol
交通感応制御
→「感応制御」
【↑】交通信号
交通管理者
 道路の交通に対する監視、制限、取締を行う者のこと。
 警察官が交通警察権において執り行う。また、この交通管理のために設けられる道路付属物を交通管理施設と呼ぶ。

<関連>交通警察
 
交通機関
 人が交通行動を行う際に利用する乗物を指す。「歩行」も交通機関として含めるケースもある。
【英】Transportation Facilities
交通規制
 道路上での特定の行為を規制・禁止すること。まず公安委員会が標識や標示によって行うものがあり、次に道路工事などで通行止・臨時規制を行うものがある。
【英】Traffic Regulation
交通機能
 道路の機能の1つで、車両や歩行の通行の用に供することの機能。
 この機能の下位に出入サービスにおける「アクセス機能」と通行サービスにおける「トラフィック機能」の2種の機能が存在する。
交通経済学
 交通行動における経済学のこと。道路交通のみならず、鉄道・船舶・航空機などによる交通も含まれる。
【英】Transportation Economics
交通計画【こうつうけいかく】
 ある地域における交通が安全かつ円滑になることを目的に総合的に計画すること。
【英】Transportation Planning
交通警察【こうつうけいさつ】
 警察の中で、交通の安全・円滑を実現するために設けられている部門。交通警察が設置する道路付属物を交通警察施設と呼ぶ。
 道路交通における警察が最も規模が大きいが、船舶や航空機に対する交通警察も存在する。

<関連>警察、交通管理者
【↑】警察
【英】Traffic Police
交通検問【こうつうけんもん】
 警察が走行中の車両を止めて聴聞などをすること。捜査上の扱いは「任意捜査」であり、必ず従わなければならないという位置づけではない。
交通公園【こうつうこうえん】
 子供たちが楽しく交通安全・交通ルールについて学べるよう、実際の道路を再現した公園。子供向けの自動車教習所と言ったところ。
 ゴーカートや自転車などに乗って、「車両」として実際の道路を走る。 
【英】Traffic Playground
交通公害【こうつうこうがい】
 交通によって生じる公害。主な公害としては、振動や騒音、大気汚染が挙げられる。
 国道43号・阪神高速神戸線周辺の大気汚染問題が著名。
【英】Traffic Polution  
交通行動【こうつうこうどう】
 人間の意思決定に基づく行動のうち、「交通」に限っていったもの。
【英1】Traffic Behavior
【英2】Travel Behavior
交通工学【こうつうこうがく】
 「交通」に関する工学であり、土木工学の一分野として扱われることが多い。道路交通の適切な運用や公共交通機関の利活用が中心として扱われる。
【英1】Traffic Engineering
【英2】Transportation Engineering
交通三悪【こうつうさんあく】
 飲酒運転、速度超過(著しい場合)、無免許運転の3つの悪質な道路交通法違反をまとめて言う言葉。

<関連>新交通三悪
交通事故【こうつうじこ】
 狭義の意味においては、道路上で車両や列車などによって生じた事故を指す。
 鉄道や船舶、航空機などによる事故は広義の意味で含むことがある。
【英】Traffic Accident
交通弱者【こうつうじゃくしゃ】
 生活する上で必要な交通行動に不自由を強いられている人を指す。
 公共交通機関の整備が行き届いていないため地域内外での移動が難しい、交通事故の脅威に晒されるなど。
【英】Vulnerable Road User
交通遮断【こうつうしゃだん】
 工事や事故により道路を通行止にすること。
【↑】交通規制
【英】Prohibition of Traffic
交通遮断施設【こうつうしゃだんしせつ】
 人的被害を有する災害を防止するために、危険が予想される区間の手前で車両や歩行者を通行を禁止するための施設。通常は道路を塞ぐバー(遮断機)が設置される。
 なお、道路情報板が併設されることが多い。

<関連>遮断機
【↑】交通安全施設
【根】構造令
交通渋滞【こうつうじゅうたい】
 交通容量の超過により交通流の動きが遅くなる、ないしは止まること。
【英】Traffic Jam
交通信号【こうつうしんごう】
 交差点等で道路交通の安全を実現する目的で設けられた電灯。青・黄・赤や矢印といった色彩や形によって各現示の意味を示す。

<同意>信号
【↑】交通安全施設
【英】Traffic Light
交通静穏化【こうつうせいおんか】
 住宅街などにおいて良好な環境を創り出す為、自動車の交通を抑制すること。
【英】Traffic Calming
交通制御
 (執筆中)
交通整理【こうつうせいり】
 (改訂中)
交通戦争【こうつうせんそう】
 交通事故による死者数が過去最高値となった1970年前後の交通状況を指した言葉。
 なお1970年を「第一次交通戦争」とした上で、1988年前後を「第二次交通戦争」とすることもある。
 この当時は年間1万6000人も交通事故で死亡しており、この数字は日清戦争(1894〜1895)における戦死者数よりも多い。
交通調査
 歩行者や車両の交通量、動向、傾向等に関する調査。
 主に「道路交通センサス」や「パーソントリップ調査」などがある。
【英】Traffic Survey
交通島
 交差点に設けられた、障害物で囲まれ自動車の進入ができない部分。
 歩行者の待機スペースとして設けられたり、自動車の導流化を図る為に設けられる。 
【英】Traffic Island  
交通波【こうつうは】
 道路交通の捉え方の1つ。交通密度の変化や伝播が波と似た性質を持つことから波として扱うことがある。
 波として扱うことにより、交通流の解析・予測に際して流体力学の考えを取り入れることができる。
【英】Traffic Wave
交通反則金【こうつうはんそくきん】
 軽微な道路交通法を違反した際に、警察へ納入しなければならない反則金のこと。この納付が問題なく行われた場合は違反者に対する刑事責任の訴追を行わないとしている(前科として扱われることも無い)。
【英】Traffic Fine
【根】道交法
交通標識【こうつうひょうしき】
 →「道路標識」
【=】道路標識
【英】Traffic Sign
交通分離
 速度や車種によって車両が道路上で走るべき位置を分離すること。
交通密度
 ある瞬間に単位距離辺あたりに存在する車両の台数のこと。
【英】Traffic Density
交通網
 様々な交通手段が網のように配置されていることを例える言葉。
【英】Transportation Network
交通誘導
 民間の警備員が駐車場や工事現場などで車両や歩行者の誘導を促すこと。
交通容量【こうつうようりょう】
 ある道路断面で捌けきれる交通量のこと。この容量を超す車両が来た場合に渋滞が発生する。
【英】Traffic Capacity  
交通流【こうつうりゅう】
 交通の流れのこと。
 水の流れと同じように流体力学の理論を適用して解析する試みもなされている。
【英】Traffic Flow  
交通流線【こうつうりゅうせん】
 車両が通過する線のこと。
【英】Traffic Line
交通量【こうつうりょう】
 ある道路断面に、一定時間で車両が通過する台数。
【英】Traffic Volume  

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