■長崎国道事務所設置Part1

道路標識調査ノート設置者別道路標識写真集>【42長崎県】長崎国道事務所設置Part1
 
 

・対象:長崎国道事務所が設置・管理を行う道路標識

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佐世保市・国道35号
【北進】平戸・伊万里・佐世保市街方面
 補助標識「地名」が付属した「国道番号」です。補助標識に使われる文字は原則として黒色ですが、案内標識のような役割を果たしている関係から青色が採用されています。
 なお、国道35号は武雄と佐世保を結ぶ国道で、旧一級国道のなかでは短い部類です(35.2km)。同様に短い旧一級国道としては広島県の海田と呉を結ぶ国道31号(20.1km)。いずれも、かつては軍都として有名だった都市です。
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大村市・国道34号
【南進】島原・長崎・諫早方面
 国道34号は佐賀県鳥栖市と長崎県長崎市を結ぶ国道。大村は起点の鳥栖からちょうど100kmに位置します。
 なお、国道34号を走っていて起点の「鳥栖」の案内が出るのは武雄から。この周辺の案内標識ではせいぜい遠くても「佐賀」の案内です。
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佐世保市・国道35号
【南進】佐賀・長崎・大村方面
 国土交通省の長崎河川国道事務所が設置する案内標識の特徴として、元々建設省(当時)で定められた案内標識の内容に関するルールを逸脱した記載が見られることです。
 国道35号は佐世保と武雄を結ぶ国道であることを考えますと、別の路線に移る「長崎」や「大村」の表示は本来必要なく、むしろ当該路線上の「武雄」や「有田」を記載しなければなりません。
 長崎の場合、既存のルールでは融通の利いた案内標識のシステムが構築できないと判断したのか、このような不規則な案内が多くみられます。
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佐世保市・国道35号
【南進】佐賀・長崎・大村方面
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長崎市・国道34号
【東進】佐賀・大村・諫早方面
 こちらも同様に、長崎河川国道事務所が既存のルールに囚われないで案内対象の地名を選定した事例です。
 ルールに則ったならば「雲仙」(他の路線)ではなく「大村」(国道34号沿線地)の案内をしなければなりません。
島原市・国道57号
【東進】島原外港方面:雲仙東登山口交点
 雲仙東登山口は島原市街の南側に位置し、国道57号と国道251号が係る交差点です。長崎市から来る国道57号はこの交差点から国道251号との重複区間になり、その先の島原外港より島原湾をフェリーで横断して熊本、大分方面へ至ります。
 フェリーを経由して熊本市へ行けるため、この交差点より更に手前の案内標識では「熊本」の文字が現れます。ただ、ここでは「(熊本行きフェリー)」の表記で留まっています。なお、国道57号自体は宇土半島にある三角を経由して熊本へ行きますが、こっちへ行く航路は廃止されてしまいました。

 
 
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