■【26京都府】京都市道路標識Part1

道路標識調査ノート設置者別道路標識写真集>【26京都府】京都市設置Part1
 
 

・対象:京都市が管理を行う道路標識
・最終更新日:2015年7月15日

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001-001
南区・府道115号京都停車場伏見港線
【北進】烏丸五条・京都駅方面:大石橋交点
撮影:2013年2月
掲載:2015年7月
 碁盤の目に通りが走る京都市では、十字路が多く、ゆえに案内標識も整然と整備されています。
 この京都では交差する通り名どうしを組み合わせた交差点名が多く、次に交差する主要な通りが分かるのが特徴です。
001-002
北区・市道181号京都環状線(今出川通)
【東進】烏丸北大路方面:千本北大路交点
撮影:2013年8月
掲載:2015年7月
 現行のローマ字がある案内標識が整備される前、現行の「著名地点」のような役割を果たしたのが写真のタイプの青看板です。あまり有名ではない交差点でも案内する青看板とは違い、この標識は結構便利でした。それは観光地や主要な公共施設への誘導に特化したことです。設置は非常に柔軟に行われていました。
001-003
上京区・下長者町通
【西進】
撮影:2015年6月
掲載:2015年7月
 小路に設置された45cm×45cmの警戒標識。市内の至る所で見かけます。
 ここは前方で少し道幅が狭まっているために設置されています。狭い通りなので自動車の通過には不向き。近隣地区に用事がない場合は少し北の中立売通を使いましょう。
001-004
左京区・府道101号銀閣寺宇多野線(今出川通)
【西進】烏丸今出川・出町柳駅方面
撮影:2013年3月
掲載:2015年7月
 交差点名を示す案内標識「主要地点」は、路面電車の廃止によって交差点が分からなくなることを防ぐために設定された標識。市電が廃止されて久しい京都市では、至る所でこの標識を見かけます。
 京都市では早期からこの標識が整備され、現在では老朽化した標識が多数見られるようになりました。そのため、欠落した文字についてはシールで補修がなされています。

 ここの百万辺交差点ですが、交差点の南東には京都大学吉田キャンパスがあります。
 それに因んで、京都新聞では以下のように恰好のネタにされる始末。
 http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140903000081
 さすがにこのままでは恥ずかしいのか、旧式のタイプは全部交換されました(2015年7月確認)。
001-005
北区・国道367号(北大路通)
【東進】大原方面
撮影:2015年6月
掲載:2015年7月
 京都の道路は碁盤の目のように規則正しく通っています。そこで、交差点名はいちいち地名を採用するのではなく、交差する通り名どうしを組み合わせたものが採用されています。
 写真の場合は烏丸通(南北)と北大路通(東西)の交差点だから「烏丸北大路」です。どちらの通り名を頭に持ってくるかは、交差点ごとで異なっています(大半は主要な通りを頭に出す)。

 写真の標識は、老朽化した「主要地点」から交換されたものです。この交換分については、茶色く塗装されたものが多くみられます。
001-006
中京区・国道367号(烏丸通)
【北進】大原・烏丸北大路方面:烏丸五条交点北側
撮影:2015年6月
掲載:2015年9月
 公安委員会の柱に取り付けられた「国道番号」の標識です。京都・烏丸五条(起点)からすぐ北側に設置された標識で、この国道の起点側で1番目の標識となっています。
001-007
東山区・京都市道186号嵐山祇園線(四条通)
【東進】烏丸四条・四条河原町方面:祇園交点東側
撮影:2015年7月
掲載:2015年9月
 車道1車線分が歩道に転換された四条通の一部区間では、交通集中による渋滞が多発するようになりました。そこで車両が四条通に集まらないように他の通りに迂回させる策に出ました。写真は迂回を啓発させるための表示板です。
 この表示板はこの区間に近い路線で多数設置されるようになりました。そのいずれも、電柱から取り付けたタイプです。これは交差点名標識を取り付けるときと同様の方法です。

 なお、この表示板の電柱には歩行者向けの案内標識が取り付けられています。
 京都市内の自動車向けの案内標識は、主に交差点名(例えば「祇園」や「四条河原町」)を中心としています。なので、案内標識だけを頼りに観光地に行く場合は一苦労することが多いでしょう。このことは1969年に既に問題として着目されており、観光都市としては相応しくないと指摘されています(「標識モニター(その4)」、『交通工学』vol4、no.3、交通工学研究会)。半世紀近く経ても打開策が上手く導き出せていないのが実情でしょう。
 一方で、この歩行者向けの案内標識は鉄道駅や観光地などを対象として案内をしています。更にピクトグラムも併記されていてわかりやすいです。
 自動車と歩行者で視認に費やす時間が変わるため単純な比較は愚かですが、観光地への案内を充実させてこそ観光都市京都らしい案内標識と言えるでしょう。
001-008
中京区・京都市道181号京都環状線
【南進】西大路五条方面:円町交点北側
撮影:2015年1月
掲載:2015年9月
 案内標識の不備によって観光地へ行きづらいという問題に関して、さすがに京都市はずっと放っておいたわけではありません。市内にある世界遺産に認定された寺社へ行きやすいよう、市は「著名地点」の増設を行いました。
 ピクトグラムに「世界文化遺産」の文字を併記。外国人ドライバーに対しても親切な案内標識となったと言えます。
国道367号(烏丸通)
【北進】烏丸北大路交点南側
撮影:2019年5月
掲載:2019年7月15日
 国道367号は烏丸五条から烏丸通を北上し、烏丸北大路交点で右折します。
 右折先の案内は国道367号へ進む「大原」と、北大路通をそのまま進む「高野」が併記されており、これは国道どうしの重複に準じた地点の選定です。

【東進】岡崎・烏丸丸太町・円町方面
撮影:2018年12月
掲載:2019年7月15日
 丸太町通から国道162号五条天神川方面に向かいたい場合は、一旦高雄方面へ進んでからUターンする形で進入しなければなりません。そのことを示した青看板です。
 この青看板は老朽化が進み、またサイズ自体も小さいためドライバーはなかなか気づきません。

 
 
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