■【設置者別】滋賀県設置Part1

道路標識調査ノート設置者道路標識写真集>【25滋賀県】滋賀県設置
 
 

・対象:滋賀県土木事務所が設置した道路標識(例外的に他の部局が設置した標識を取り扱うこともある)

※各画像をクリックすると大きな画像が現れます。
001-001
豊郷町・滋賀県道205号賀田山安食西線
【東行下り線】
撮影:2013年3月
掲載:2014年10月1日
001-002
野洲市・滋賀県道155号木部野洲線
【南行下り線】野洲方面
撮影:2013年8月
掲載:2014年10月1日

滋賀県が設置するヘキサは「(118の2-A)都道府県道番号」+「(512)地名」+「(119)道路の通称名」の三枚で構成されます。一番下の「道路の通称名」には、特に通称名が無ければ路線名が書き込まれます。
001-003
大津市・国道422号
【南行下り線】伊賀・宇治方面:唐橋東詰交点
撮影:2011年10月
掲載:2014年10月1日
001-004
甲賀市/大津市境・国道422号
【西行上り線】大津・石山方面
撮影:2013年8月
掲載:2014年10月1日
001-005
長浜市・国道365号
【北行上り線】越前市方面:余呉湖口交点南側
撮影:2013年3月
掲載:2014年10月1日

滋賀の北側は冬になると降雪が厳しくなります。それに伴って路面凍結には十分気をつけなければなりません(スプリンクラーや除雪もありますが)。補助標識はありませんが、基本は凍結防止目的です(雨が降っても注意しなければなりませんが)。
設置は古く、反射材は封入プリズム式が用いられています。よって、現行の標識と比べると黒ずみやすいのが特徴です。
001-006
高島市・滋賀県道296号畑勝野線
【西行】勝野交点
撮影:2012年5月
掲載:2014年10月1日

県内の信号交差点に設置される「主要地点」は左上に所在自治体名が記入されます。
001-007
湖南市・市道(旧:県道)
【東行】
撮影:2013年12月
掲載:2014年10月1日

柱に「滋賀県 54.3」とあるように、昭和54年に設置されたと思われるタイプ。ローマ字が無く、国道案内はおにぎりマークに限定されているのが特徴です。直進方向の「春日」は別の県道路線との交差地点ですが、他地方からのドライバーで分かる人は少ないでしょう。よって、現在では山間終端部や一部の有名な地名を除いて、狭域な地区名の案内が避けられるようになりました。
001-008
東近江市・国道477号
【南行上り線】日野方面
撮影:2013年12月
掲載:2014年10月1日

滋賀県がおにぎりを設置する場合は、おにぎりと補助標識「(512)地名」を付けるだけといった単純なタイプが多いです。
001-009
東近江市・滋賀県道41号土山蒲生近江八幡線
【北行】近江八幡方面:蒲生SIC
撮影:2013年12月
掲載:2014年10月1日

注意を促す目的となるのは蒲生SICの西側出入口。見通しは良好ですが、信号が無い交差点なので注意対象です。
蒲生SICは一般道の標識のほとんどが施工主が滋賀県で、高速道路管理会社が設置することが多い案内標識も滋賀県が設置しています(例えばこの警戒標識の後の案内板)
001-010
甲賀市・滋賀県道340号甲賀土山インター線
【西行】土山方面
撮影:2014年9月
掲載:2014年10月1日

腰を曲げて礼をしたような道路の構造です。実は、一枚目の写真から真っ直ぐの方向にr24(甲賀土山線)のバイパスが建設される予定です(ただし、しばらくは着工しない模様)。
最近設置された標識には、ただ「滋賀県」とだけ書かれたラベルではなく、シンボルマークや設置年も示したタイプのラベルが取り付けられるようになりました。
001-011
長浜市・国道365号&滋賀県道265号湖北八日市線
【両面】丁野交点南西
撮影:2013年3月
掲載:2014年10月1日

平成20年度から滋賀県全体で「そとば」の設置が進められました。
長浜市南部や米原市で「そとば」の整備が進んだのは平成22年度でした。このときの新設で、この地区では国道に設置する場合は1.5倍に拡大したものを使うという方針で整備が進められました。
001-012
長浜市・滋賀県道252号南浜山本高月線
【東行】高月交点西側
撮影:2014年9月
掲載:2014年12月31日
001-013
長浜市・滋賀県道2号大津能登川長浜線
【北行】木之本方面:市民プール前交点南側
撮影:2014年10月
掲載:2014年12月31日

車線数も多いため存在感が薄く、退色で全体的に黒くなって視覚性に劣ります。
注意の対象となっているのは信号交差点で、特に設置しなくても良かったかもしれません。
001-014
近江八幡市・滋賀県道201号安土西生来線
【東行】東近江・国道8号方面
撮影:2013年9月
掲載:2014年12月31日

安土町役場の西側にある丁字路に設置。この時期、案内標識の設置と言えばテーパーポールから吊り下げる形式が主流でした。しかし、標識板の面積が小さいので、逆L字型柱で充分です。
なお、この神社は「ささき」と言うように、佐々木源氏の氏神を祀る神社です。全国の佐々木さんの元祖と言えます。
001-015
甲賀市・滋賀県道187号黒川山中線
【南行】山中交点
撮影:2015年3月
掲載:2015年4月13日
 滋賀県内国道1号の三重県寄り最後の県道交差点です。さすがにこの辺りになれば、隣県の主要都市・四日市よりも県庁所在地・大津の方が遠くなります。
 「方面、方向及び距離」の滋賀県内での設置状況ですが、地図式の青看板と比べれば劣勢と言える設置具合です。あちらは目的地までの距離を考えなくても良い分、手軽に設置できるのでしょう(もしバイパスが出来て距離が変わっても訂正する必要も無い)。

 左右で「大津」「四日市」と出ています。一方、並走する新名神の案内標識には「京都」「名古屋」と出ています。しかし、国道1号上の案内標識にそれら新名神で出ていたはずの京都・名古屋は一切出てこないので、高速←→国道の相互の利用で戸惑うドライバーが出てきそうです。
001-016
彦根市・滋賀県道517号(彦根港彦根停車場線)
【東行】彦根駅方面:旭町西交点
撮影:2015年3月
掲載:2015年4月13日
 「方面、方向及び距離」と「著名地点」を合わせたタイプの標識です。滋賀県では、基本的に青板を上に配置し、「著名地点」は一番下に持ってくるのが常です(最近になってそれにこだわらない案内標識が増えてきた)。
写真は彦根駅と彦根城を結ぶメイン通りです。
001-017
高島市・市道(旧:国道303号)
【西行】小浜方面
撮影:2014年7月
掲載:2015年4月13日
 国道303号の水坂バイパス旧道に設置されている注意喚起板です。
 この旧道は現役時代、2車線路として供用されていました。交通量が多い一方で、カーブが多くネックとなっていました。この標識から先、現道に合流するまでの区間はヘアピンカーブが続く区間です。
001-018
竜王町・滋賀県道165号春日竜王線
【北行】近江八幡方面
撮影:2013年5月
掲載:2015年4月13日
001-019
長浜市・国道365号
【南行】木之本方面
撮影:2014年11月
掲載:2015年4月13日
 2014年11月に開通した国道365号椿坂トンネルです(旧道は椿坂峠で、封鎖されている)。このトンネルは内部で勾配となっていて、速度超過に注意が必要です(その為か、50km/h制限が実施されている)。
001-020

長浜市・県道286号(大浦沓掛線)
【北行】
撮影:2015年5月
掲載:2015年5月20日
 長浜土木事務所木之本支所管内の案内標識で多くみられる設置方法があります。それは、予告標識に108系標識を用い、交差点の直前に105系標識を持ってくるといった手腕です。
 なお、105系標識は108系標識に比べ、豊富な情報を提供できる一方で視認性に劣ります。
 この2つの案内標識を使い分けた賢い設置方法で、道路利用者に十分な情報を送っていると言えます。
 一枚目の標識の「米原」の部分は、元々「長浜」でした。この付近は西浅井町でしたので、吸収合併に伴って訂正されたのでした。裏面の「永原駅」の表記は「西浅井市街」からの訂正。
001-021
日野町・国道307号(近江グリーンロード)
【南行】大谷交点
撮影:2014年7月
掲載:2015年5月20日
 日本語、英語と共に韓国語が併記された大変珍しい標識。これはこの神社で祀られている鬼室集斯が韓国・恩山面でも祀られており、日野町と恩山面との間で姉妹都市関係となっているからです。この神社に関する他の案内標識では、英語を書くべきところに韓国語の表記をしたものがあります。

 ちなみに、『道路標識ハンドブック 2012年度版』では日本語と英語以外の言語による案内を併記することは推奨していません。視認性に劣ることが理由です。
001-022
高島市・県道287号小荒路牧野沢線
【南進】
掲載:2015年7月
 左カーブの直後に丁字路が存在するというシチュエーション。接触を避けるために曲柱が用いられています。
001-023
草津市・滋賀県道18号大津草津線
【東進】
掲載:2015年7月
 南草津駅周辺の道路で、歩行者と自転車を明確に分離した歩道が設置されています。その歩行者と自転車の通行帯を示すのがこの標識。
 近くに中高一貫校があり、秩序だった歩道の整備が求められました。そこで、2009年に歩行者と自転車の通行部分を分けて、そしてこの法定外標識が設置されたのでした。
001-024
長浜市・滋賀県道556号長浜近江線
【北進】
掲載:2015年7月
 このr37とr251に直交するr556(写真1枚目の前後を通る路線)には、この交差点に関する青看板が設置されていません。理由は道路の構造上から大型の標識を設けづらいからです。
 ここに設置されているそとばは、それによる不親切を解消する役目を果たしています。
001-025
東近江市・市道(旧:国道421号)
【東進】
撮影:2015年5月
掲載:2015年7月
 直進の目標地は「三重」。これは三重県のことです。
 案内標識に用いられる目標地は広くてもせいぜい市町村レベル。都道府県レベルで案内されることは稀です。現在設置されている案内標識での、同じ方向への案内は「桑名」「いなべ」「四日市」といったように、いずれも市名です。
001-026
野洲市・県道328号希望が丘運動公園南線
【南進】
撮影:2013年10月
掲載:2015年7月
001-027
甲賀市・県道549号大野名坂線
【西進】栗東方面
撮影:2015年7月
掲載:2015年9月
 前方にある新町交差点に対する案内標識です。

 かつて、この道路は国道1号でしたが、市街地を迂回する水口バイパスが開通したことによって降格。
 前方でも国道307号が交差していましたが、「日野水口グリーンバイパス」などの開通によって左方向が市道に降格。よって、かつては交通の要衝として重要な交差点だったものの、現在は存在感もかつてほどでは無くなったのでした。

 ここがかつては交通の要衝であったことから、この歩道橋付近の写真が何枚か残っています。水口町(当時)が発刊した書籍で、その頃の標識が写っているものがありました。
 まず、旧道降格前(国道1号だった頃)には「方面及び距離」(白看板)が設置されており、「京都46km 大津36km」の表記でした。
 次に昭和51年の降格後に交換された標識では、「左:信楽 甲南 直:大津 右:八日市」でした。なお、「八日市」とは東近江市(現在)の中心部の地名です。
甲賀市・県道549号大野名坂線
【東進】四日市・土山方面
撮影:2015年7月
掲載:2015年9月
 上の反対側で、同じく国道1号の旧道です。表示されている地名は、国道1号上の次の重要地(第一目標地)である「四日市」と、旧道に指定されたr549の終点である「土山」の2つです。

 この道は昭和51年に移管されました。この標識はそれから10年以上も後に設置されたものです。

 一応、r549の新町〜山川橋の区間は、R307現道が盲腸線とならないように、重複して国道認定がなされています。しかし、走行するドライバーはこの位置が国道という認識はあまり持たないことでしょう。よってこの標識にはおにぎりマークがありません。
001-028
長浜市・県道252号南浜山本高月線
【北進】木之本方面
撮影:2015年4月
掲載:2015年9月
 この先の交差点は信号機が設置されていない交差点。このような信号機無の交差点ではこの種の警戒標識が重要な目印となります。ここで取り上げている交差点では案内標識が手前に設置されているので、そちらも目印となります。しかし、案内標識が存在しない交差点の方が多数派であるため、このような警戒標識が目印となりやすいのは一般的です。
 なお、この標識は平成23年度に設置されました。交換前にも同種の標識が設置されていたのですが、錆で茶色くなっていて、視認性においては最悪。更にバス停の標柱に隠れていました。
001-029
大津市・県道29号瀬田大石東線
【南進】
撮影:2015年7月
掲載:2015年9月
 国道422号と接続する県道の終点付近に設置された案内標識。
 二枚目の青看板では交差点の形状がY字となっています。この交差点では全ての方向からがY字路として案内されています。しかし、実際は左方向がほぼ90度となっています。

 写真右上で「瀬田9km」とありますが、計測したところ9kmもありません。せいぜい6〜7kmといったところ。
001-030
大津市・県道12号信楽栗東線
【北進】
撮影:2015年5月
掲載:2015年9月
 滋賀県独自で設置している「異常気象時通行規制区間」の看板。土砂崩壊を想定した通行規制の場合に指定され、県内でも複数路線で指定されています。
001-031
多賀町・国道306号
【北進】桑名・藤原方面
撮影:2015年9月
掲載:2015年12月
 鞍掛峠の麓に設置されている特殊形の案内標識です。白看板みたいなデザインですが(配色やローマ字の大きさなど)、設置は白看板が標識令から廃止になった後です(鞍掛トンネルが昭和47年、白看廃止が昭和46年)。
001-032
多賀町・国道306号
【東進】彦根・多賀大社方面
撮影:2015年9月
掲載:2015年12月
 三重県と滋賀県に跨る鞍掛峠は両側の麓がカーブの連続する区間になっています。この標識は多賀側の最後のヘアピンカーブに設置されている標識です。
 ヘアピンカーブの警戒標識も特注品となってますが、「国道番号」に付属する「方向」の標識も特殊な矢印をしています。
001-033
大津市・滋賀県道783号麻生古屋梅ノ木線
【西進】広河原・久多方面
撮影:2015年9月
掲載:2015年12月
 単に「注意」と書かれるだけの特殊な警戒標識。何に注意しなければならないのか書いていません。
 国道367号から入って少し行けばこの警戒標識を見ることになります。大津市・京都市それぞれの最北端を結ぶこの路線は、交通量は多くないものの、対向車の存在を侮れません。見通しが悪いカーブもあるので、無茶な走行はできないでしょう。

 なお、滋賀県大津土木事務所管内の標識は、他の滋賀県設置の標識と比べ特殊なものが多いです。支柱の色も、スタンダードは白色ですが、この管内では防腐メッキが塗られているものも見かけます。
 また、このような文字で書かれた警戒標識も大津土木事務所管内ならではです。設置される路線こそ限定されますが、他にも「危険」「カーブ危険」など特殊な警戒標識があります。
001-034
県道33号・長浜市
【南進】
撮影:2016年4月
掲載:2016年11月19日
 主道路に対して、従道路が案内するほど重要な路線でもない場合、いわゆる「そとば」だけを設置するケースが見られます。
 写真は長浜市西浅井町のR8とr33の交差点です。r33は主要地方道ですが、写真1枚目の後方を進むとすぐに行き止まりとなります。よって大型の案内標識を設置するほどでもないための措置です。
001-035
県道239号・多賀町
【北進】彦根方面
撮影:2016年4月
掲載:2016年11月19日
 近頃の国土交通省の道路整備方針としては、山間部で予算などの都合により拡幅が困難とみられる道路においては「1.5車線的道路整備」をするように掲げました。待避所を設置するなどして、ある程度の交通の用に耐えるといった道路整備の手法です。
 写真は多賀町と彦根市鳥居本町を結ぶ県道239号。ダム整備を目的として道路が整備されましたが、交通量が見込めないため1.5車線的道路整備が採用されています。
001-036
市道(旧:国道307号)・甲賀市
【西進】信楽方面
撮影:2016年4月
掲載:2016年11月19日
 国道307号の旧道にある「踏切あり」の標識。標識の中央部にのみフックがある旧式の補強金具を用いた標識です。
001-037
県道41号土山蒲生近江八幡線・東近江市
【東進】
掲載:2017年1月
 036と同じタイプの古い警戒標識。この当時は標識板表面には「封入レンズ」と呼ばれる反射材が用いられていました。しかしこの反射材は耐候性に劣り、今後生まれる反射材と比べ早期に退色が進みました。この標識が設置された当時は交換周期も早かったのでしょう。
001-038
国道307号・愛荘町
【南進】甲賀・東近江・湖東三山SIC方面:松尾寺交点北側
掲載:2017年1月
 滋賀県土木事務所が設置する青看板は横2400×縦1800の板が主流です。昭和61年の標識令改正に伴って全県で案内標識の交換が行われましたが、その時から2400×1800を基準として設置するようになりました。
 しかし2010年頃からその兆候も変化。東近江土木事務所を中心により大きなサイズで青看板設置を開始しました。湖東三山スマートインターチェンジの開業に伴う工事においても、大型の青看板が設置されました。
 写真の標識は横2400×縦3000。従来と比べ縦に長い標識です。標識板の大型化に伴い、柱や基礎もより大きなものが用いられています。
001-039
甲賀市・市道
掲載:2017年6月
修正:2020年
 この広域農道は現在甲賀市が管轄していますが、建設したのは滋賀県で、標識も滋賀県設置だと推定されます。
 古い標識のため、文字が剥がれています。この広域農道には同様に老朽化した案内標識が多数存在しています。中にはJAFから意見が来て撤去された標識も。そうした中で、この標識も交換され、今は「日野12km 国道1号2km」の方面及び距離に。
001-040
甲賀市・市道
掲載:2017年6月
 「039」の反対側ですが、こっちはより老朽化が激しくなっています。
 市町村が管理する道路標識は、経年経過による劣化が激しくなっても放置されることが多いと言えます(勿論自治体にもよりけりで、特に政令市は早期に交換することも)。甲賀市も古い標識を撤去・交換しない市であり、滋賀県では殆ど見られなかった白看板も近年まで2つも残っていた地域でした。
001-041
野洲市・県道151号守山中主線
【南進】守山・野洲市街方面
掲載:2017年6月
001-042
甲賀市・県道9号大河原北土山線
【北進】日野・鈴鹿スカイライン方面
掲載:2017年6月
 
001-043
長浜市・
【東進】小谷城方面
掲載:2017年6月
 河毛駅はJR北陸本線の駅です。旧湖北町の代表駅で、市町村合併によって長浜市に吸収された後は案内標識でも旧湖北町を代表する地点として案内されています。
001-045
長浜市・国道365号
【南進】関ケ原方面
掲載:2017年3月
掲載:2019年7月15日
 訂正跡はそれぞれ「関ケ原 長浜」と「浅井市街」からのものです。後者の訂正となる「長浜市浅井支所」は文字が小さく視認性に劣るため、適切な訂正とは言えません。こうなるのであれば、「(114)著名地点」をこしらえて案内させている方が良いでしょう。
001-046
東近江市・国道421号
【西進】近江八幡方面
撮影:2017年1月
掲載:2019年7月15日
 国道421号にある近江鉄道本線との踏切の手前に設置。ソーラー発電による自発光式の警戒標識です。この踏切は踏切信号が設けられていない踏切で、横断する車両に一時停止の義務があります。そのために目立たせるつもりで自発光式のものを設けたのでしょう。県内でもこのような警戒標識は少ないです。
001-047
東近江市・県道2号大津能登川長浜線(旧道)
【南進上り線】草津・近江八幡・安土方面
撮影:2018年6月
掲載:2019年7月15日
 この路線の東近江市きぬがさ町の区間は2018年にバイパスが供用開始となるまでカーブが連続する区間でした。そのため、カーブの注意を促す標識が多く設置されています。
001-048
草津市・県道2号大津能登川長浜線(山手幹線)
【西進上り線】石山・草津田上IC方面
撮影:2016年6月
掲載:2019年7月15日
 若草交点-立命館大学東交点に設置。縦断線形ではサグとなっており、水が溜まりやすい道路構造です。そのため、変わった警戒標識を用いて冠水への注意喚起をしています。
001-049
彦根市・滋賀県道227号敏満寺野口線
【西進下り線】
撮影:2017年9月
掲載:2019年7月15日
 滋賀県が管理する道路では標識板のデフォルトのサイズの都合上から、左・直・右の3方向に目標地を表示する場合には左右方向はそれぞれ1地点のみの表示になることが多く、写真のように2地点の表示になることはあまり多くありません。標識板のサイズを変更せずに、左右方向に2地点表示させようとすると文字のサイズが小さくなってしまうのが難点ですが、設計速度も速くない道路と判断してこのような表示にしたのでしょう。
 この標識は2009年に設置されたものです(写真4枚目)が、2010年以降は国土交通省が管理する道路でも見かける比較的サイズが大きい標識板を積極的に滋賀県が管理する道路でも採用するようになっています。
001-050
長浜市・県道514号飯浦大音線
【西進上り線】飯浦方面
撮影:2019年3月
掲載:2019年7月15日
 滋賀県でお馴染みの「道路の通称名」を使った路線番号標識一式ですが、路線名が本来は「飯浦大音線」となっているところが標識では「飯之浦大音線」となっています。これは管理する滋賀県も知るところらしく、道路台帳(写真撮影日当日に木之本地区の道路台帳を見に行ってきた)では「正しくは飯之浦大音線ではなく飯浦大音線」旨の記述がありました。
 「道路の通称名」の標識の下には「通行止め」の標識が横を向けて設置されています。これは災害等で臨時に通行止めにする時に用いられるものでしょう。常設の標識板のようにUバンドではなく、針金によって取り付けられていました。
001-051
長浜市・国道365号
【北進】越前市方面
掲載:2020年3月
 「著名地点」による沿線にある集落の案内。本来は青看板が同種の役割を担うのですが、遠方の土地への案内と混同させるのを嫌って採用する道路管理者が少なくありません。写真の標識は新しそうですが、更新前も内容は同じでした。老朽化によって、中身を変えずそのまま更新したようなもの。
001-052
米原市・滋賀県道243号近江東上坂線
【東進上り線】
撮影:2017年10月
掲載:2020年3月
 米原から西浅井町沓掛の国道8号と接続する県道交差点では「方面、方向及び距離」が案内を担っているところが多くなります。この標識は108系の「方面及び方向」と比べて情報量が多く視認性に劣りますが、一方で距離も表示されているため交差点の後で「方面及び方向」が不要となる特徴を持ちます。
001-053
甲賀市・滋賀県道138号信楽上野線
【下り線】
撮影:2019年12月
掲載:2020年3月
001-054
彦根市・滋賀県道2号大津能登川長浜線
【南進上り線】草津・近江八幡方面
掲載:2020年3月
 さざなみ街道の案内標識。この通りの案内標識は景観保護のため多くが茶色く塗装されています。
 直進の方面は「草津 近江八幡」。他の案内標識では「近江八幡 東近江」としている中で、一部の案内標識だけが「東近江」を省いて「草津」を入れています。これは、主要地クラスの目的地を並べる慣習が一部の滋賀県の標識ではあるから。現在主要地の「東近江」となっているさざなみ街道の案内標識はかつて一般地の「能登川」と表記されており、一般地を省き主要地のみで並べると「近江八幡」、「草津」の順でした。
001-055
東近江市・
【南進】
撮影:2015年12月
掲載:2020年3月
 滋賀県道216号にある御河辺橋は片側1車線もない古い橋で、14tを超える車両の通行はできません。従来から規制を予告する標識(指示標識「規制予告」とは違った様式)が設置されてきましたが、2015年度にさらにL字型柱での大型の予告標識が設置されました。この柱は別の場所で設置されていた標識の柱を使っているため新品ではありません。
001-056
高島市・国道367号
【北進】
撮影:2020年5月
掲載:2020年6月
 滋賀県が設置する「市町村」の標識で、高島市との境界にあるものは「高島市○○」と旧町村名を入れた看板を下に附置します。扱い上は交差点名標識にも使われる「主要地点」と同じ。
001-057
大津市・滋賀県道18号大津草津線
【北進上り線】高島方面
撮影:2020年5月
掲載:2020年6月
 島の関西交差点の南側にある「著名地点」の標識。
001-058
野洲市・滋賀県道155号木部野洲線
【東進上り線】
掲載:2021年1月4日
 2013年頃に更新された県道標識一式で、「地名」(野洲市小篠原)は県内で他にも設置されている標識とは微妙に書体等が異なります。製造者などの詳細な情報すら分からない謎の標識。
001-059
長浜市・滋賀県道265号郷野湖北線
【東進下り線】
掲載:2021年1月4日
 谷坂隧道は昭和10年(1935年)に竣工したトンネルで、長浜市旧浅井町の東西を結ぶ目的で現役で活躍しています。昭和前半に作られたトンネルであるため、現行の道路構造からすれば小さく設計されています。

 
 
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