■滋賀県公安委員会設置道路標識Part2

道路標識調査ノート設置者別道路標識写真集>【25滋賀県】滋賀県公安委員会設置Part2
 
 

・対象:滋賀県公安委員会が設置、滋賀県警が管理・取締を行う道路標識

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002-001
長浜市・県道251号
【西進】さざなみ街道方面
掲載:2016年11月19日
 滋賀県警察が設置する標識は、柱は白色で、補強金具には平リブが用いられています。これは隣接する岐阜、三重、京都と同じですが、福井県とは異なる様式です。
 この標識には規制番号のシールが貼られていません。このシール自体は平成18年以降からで、導入の7年前に設置された標識だから貼られていません。
002-002
多賀町・国道307号
【北進】彦根方面
掲載:2016年11月19日
 多賀町役場の出入口に設置された横断歩道。柱には道路管理者が設置したであろう道路反射鏡が設置されています。
 滋賀県警が設置するオーバーハング式道路標識は、テーパーポールのタイプと、逆L字型柱のタイプの二種類に分かれます。前者は昭和時代から平成21年まで新設されていました。一方で後者は平成23年(2011年)以降に新設開始され、平成26年には更に改良がくわえられ現在に至ります。
002-003
大津市・市道
【東進】別保2丁目交点
掲載:2016年11月19日
 狭い市道の入口に設置。
002-004
栗東市・県道55号
【南進】小野東交点→小野ランプ交点:信楽方面
撮影:2016年3月
掲載:2016年11月19日
 2014年4月に警察庁から「最高速度規制の点検・見直し等の更なる推進について」という通達が出されました。この通達の中で、「この最高速度は実勢とは乖離しているのではないか」と疑われる場合において、ドライバーの理解を得るために規制標識「最高速度」に補助標識「規制理由」を付置するよう指示されています。

 この県道路線の全区間で50km/h規制が敷かれています。そして、2016年3月にこの路線との交差点が暫定の終点となる国道1号バイパスが開通しました(写真1枚目の奥にある案内標識が、まさにそのバイパスへの案内)。そこで、多くの転換交通が見込まれると判断した警察署は、この路線にあるほぼ全ての「最高速度」に「子どもの安全」と記した補助標識を設置しました。
 地図で見る限りは小中学校の通学路になりえる道路なので、猶更高速での運転は控えるべきです。

 なお、この路線に限らず湖南市・栗東市のいくつかの規制で同様の補助標識が設置されました。
002-005
長浜市・国道365号
【北進】越前市・木之本方面
掲載:2016年11月19日
 滋賀県でも多くみられた内照式標識です。近年、このタイプの標識の撤去が進んでいます。理由はメンテナンスが面倒であること、また規制標識に用いられる反射材の更なる高輝度化です。

 現在の滋賀県警は「なるべく費用が掛からないように標識を設置する」といった考えが見られます。内照式標識のごとき頻繁なメンテナンスが必要な標識は不経済ですし、それならば高輝度な標識を設置する方が良いでしょう。
 このような内照式規制標識に限らず、滋賀県警では標識の老朽化を見据えて様々な対策を講じています。
002-006
大津市・国道161号
【南進】
掲載:2016年11月19日
 国土交通省が設置した照明の柱に取り付けられた「(303)進入禁止」の標識。国道161号本線車道へ上がろうとするランプに設置されたものです。
 ランプ部で実施される一方通行規制は「車両」全般を対象としたものが多く、補助標識が設置されていません。
002-007
甲賀市・市道(旧県道)
【東進】
撮影:2014年3月
掲載:2016年11月19日
 元々は県道の一部分だった道路に設置されている「最高速度」の標識です。
 写真一枚目から見て左側に歩道付き2車線路のバイパスがあります。このバイパスが開通したことに伴い、この標識が示している最高速度規制が丸々解除されてしまいました。しかし滋賀県警水口警察署(当時)は撤去を忘れてしまい、そのままぽっつりと残る結果となりました。

 その後、さすがに不要な標識が残っているということで写真撮影後に標識板が撤去されました(恐らく、2016年度の標識点検の際に気づかれたもの)。そして、標識柱も2016年度中に撤去される予定です。
002-008
豊郷町・市道
【東進】
撮影:2016年8月
掲載:2016年11月19日
 滋賀県では2012年(平成24年)に「ゾーン30」が導入されました。
 写真は豊郷小学校の周辺地域で導入されている「ゾーン30」です。写真の手前に写る道路は中山道です。

 なお、肝心の豊郷小学校は写真一枚目の左側に位置します。町のシンボルとして定着した旧小学校校舎群ですが、観光地として保存されているだけではありません。町の公共施設としての転用が実施され、教育委員会や図書館などとして用いられています。
002-009
大津市・市道
【南進】
撮影:2016年9月
掲載:2017年1月
 「徐行」規制とは、「即座に停止できるくらいの速度で運転しなさい」という規制。昭和30〜40年代は全国的にもメジャーな規制でしたが、現在では写真にある規制が県内で唯一となってしまいました。
 規制が敷かれた道路はかつて県道でしたが、早い時期にバイパスができてしまい完全に一線から退いた状態です。規制区間内には小学校があるため、通学路の安全対策として実施されている規制です。

 なお、滋賀県内においての徐行規制は昭和36年4月時点では小中学校、幼稚園などに対する安全対策がメインでした。
002-010
大津市・市道
【北進】
撮影:2014年11月
掲載:2017年1月
 国道161号の西大津バイパス皇子山ランプの近くにある標識。見るからに古い標識で、平成28年度に交換される予定です。
002-011
東近江市・市道
【西進】鋳物師2号踏切
撮影:2015年11月
掲載:2017年1月
 「(304)二輪の自動車以外の自動車通行止め」に対して「マイクロを除く」と補助標識が付く稀有な例。本来ならばこの補助標識は大型乗用自動車(バス)の通行を規制する場合に取り付けられます。

 実はこの「マイクロを除く」の補助標識は2007年の「中型」種別が誕生した際に製造された標識板。かつては「大型・大特(マイクロを除く)」という旨の補助標識が設置されており、これを以て「大型」の踏切通行止めとなっていたようです。そして「中型」新設時の補助標識一斉交換の際に誤って「マイクロを除く」としか書かれていない補助標識を取り付けたがために、おかしな規制になった訳です。

 さすがに警察もおかしな規制と認識したようで、平成27年度(2015年度)には規制自体を解除。今では全ての車両が通れる踏切となっています。
002-012
栗東市・国道1号
【東進】四日市・甲賀方面:栗東湖南IC東側
撮影:2016年3月
掲載:2017年1月
 国道1号バイパスに設置された「(316)駐車禁止」。歩行者・軽車両・原付も締め出し、自動車専用道路なみの高規格な道路ですが「駐停車禁止」規制ではなく「駐車禁止」規制が実施されています。これは滋賀県警管内の他のバイパスでも似た状況で、最高速度70km/h規制にした西大津バイパス(国道161号)でも駐車禁止規制が実施されています。
 設置場所は[E1]名神の栗東湖南ICから合流して加速車線が終わった直後です。この名神から流出するランプウェイは駐停車禁止規制が実施されています。

(この道路は本来歩行者通行止めですが、開通前のウォーキングイベントで撮影しています。このイベントと同時に開通式典も開かれました。)
↑開通式典の様子。「栗東水口道路」と呼ばれるバイパスで、この路線は湖南市内の渋滞解消に大きく貢献しています。
002-013
日野町・国道477号
【西進】近江八幡・日野市街方面
掲載:2017年6月
 写真1枚目に写るカーブを過ぎた先に十字路があります。そこで「指定方向外進行禁止」の規制が敷かれていますが、いかんせん交差点自体が分かりづらいため「規制予告」を設置しています。
002-014
大津市・国道477号(レインボーロード)
【東進】琵琶湖大橋・堅田方面:真野IC
掲載:2017年6月
 国道161号(湖西道路)と国道477号は「ダイアモンドインターチェンジ」の形態で交差しています。そのため、平面交差側では逆走防止策が欠かせません。
 そこで、R477の西側では「指定方向外進行禁止」がオーバーハング形式で設置されています。なお、この標識が設置されているのはこの方向のみで、反対側には設置されていません。
 また、この南側にある仰木雄琴ICも同様の形態をとるインターチェンジですが、一切「指定方向外進行禁止」は設置されていません。
002-015
草津市・市道
【西進】
掲載:2017年6月
 2007年に道路交通法の改正によって「中型」「特定中型」という車両の種別が追加。それに伴い、「大型」認定の下限値が引き上げになり、従来は「大型」だった「中型」は「特定中型」という区分で扱われることになりました。
 写真の補助標識は2007年の改正前に設置されたものです。この規制自体は「特定中型」のみを省く規制では元々なく、補助板の取替忘れです。
更に、本標識で「大型・大特・特定中型」を規制対象としていることが分かるため、補助標識は「路線バスを除く」のみで十分です。
002-016
彦根市・市道
【西進】
掲載:2017年6月
 「ここまで」の「こ」の文字が細目です。電柱を挟んだ設置のため、変わった設置法をしています。
002-017
高島市・市道
【西進】
掲載:2017年6月
 規制対象となる従道路には柱を設置できるスペースがなかったため、主道路側から腕木金具を用いて標識板が設置されています。
 場所は高島市マキノ町のメタセコイア並木付近。手前に駐車場の出入口があるので、その部分には設置できません。
002-018
彦根市・
【西進】
掲載:2017年6月
 2014年(平成26年)に新しく規制が施行された「最高速度(40km/h)」「駐車禁止」。センターラインが無い道路で、標識は縮小板が用いられています。
002-019
大津市・県道316号比叡山線
【東進】
掲載:2017年6月
 写真1枚目から見て右方向に小学校があり、その通学路として押ボタン信号が設置されています。
 かつては写真のように主道路側に「押ボタン信号」の標示板を取り付けるだけでした。それが2010年代に入ってからは従道路に標示板を取り付ける方針に変更。追加で、これまで取り付けられていなかった歩行者用信号にも「押ボタン式」の標示板を取り付けることになりました。
002-020
野洲市・市道
【南進】
掲載:2017年6月
 二段停止線は二輪の巻き込み事故を防止するために、二輪と四輪の停車位置を分離させた停止線です。近年では減少傾向にあります。
002-021
長浜市・県道331号湖北長浜線
【南進】米原方面
撮影:2016年10月
掲載:2017年6月
 滋賀県では米原市以北の信号機は降雪を考慮して設置されていることが多いです。ここの信号機は縦型にすることによって着雪を防いでいます。
 この交差点は丁字路で、右折車両が多いため時差式信号になっています。滋賀県警の管理下で時差式信号を実施する場合は「時差式信号機」の標示板が設置されます。なお、近隣の府県で比較すると、京都と福井は滋賀と同様に「時差式信号機」、大阪は「時差信号」、岐阜と三重は「時差式」です。
002-022
長浜市・市道
【北進】
掲載:2017年6月
 交差する道路は滋賀県道251号祇園八幡中山線で、左方向へ行けばJR北陸本線とのアンダーパスがあります。そして、この交差点で県道の側道が分かれています。よって、この交差点に差し込む枝は合計6本です。
 複雑な交差点になれば「指定方向外進行禁止」による交通の整流化が欠かせません。この交差点では市道を南方から来る自転車以外の車両に対しては右折禁止の規制を実施しています。更に、一方通行の逆走となる県道北側の側道も進行禁止です。

 なお、現行ある「指定方向外進行禁止」の標識は平成28年(2016年)に交換されたもの。
 それ以前は下の写真にあるものが設置されていました。

002-023
近江八幡市・市道
【西進】
掲載:2017年6月
 滋賀県公安委員会(滋賀県警)は3車線以上の通行帯がある交差点ならば必ず「進行方向別通行区分」を設置します。ですが、必要な場合は2車線の場合でもこの標識を設置することがあります。
 写真は2車線の道路が丁字路になって、それぞれ左右に通行帯が割り振られています。
002-024
彦根市・滋賀県道2号大津能登川長浜線
【東進】
撮影:2017年10月
掲載:2019年7月15日
 滋賀県公安委員会が設置する道路標識は2016年10月以降に発注する標識の裏面に貼るラベルのレイアウトを変更しました。この変更は正規の手続きを経ずに設置した「一時停止」の標識があったという不祥事を受けてで、どの規制を示した標識板かを明示する目的があります。
 写真は彦根市甘呂町の2017年夏に局部改良が完了した部分で、「一時停止」の標識は2017年7月から設置が始まった英語併記タイプが用いられています。
002-025
米原市・国道21号
【東進上り線】岐阜・大垣・関ケ原方面
撮影:2017年12月
掲載:2019年7月15日
 昭和末期に設置されたテーパーポール式の道路標識。「横断歩道」の反射材は経年劣化で剥がれています。
002-026
米原市・市道
【】
掲載:2019年7月15日
 滋賀県公安委員会は平成29年度から標識裏面に貼るラベルの仕様を変更しました。規制番号を大きく記載し、所轄の警察署を明記するようになる代わりに、納入業者(標識板製造会社)の欄が廃止となっています。
 写真の標識は、新ラベルと旧ラベルが一緒に貼られている珍しい標識です。
002-027
大津市・市道
【東進】
掲載:2019年7月15日
 瀬田川沿いの河川敷道路に「自転車・歩行者専用」の規制が敷かれています。その規制に対する「規制予告」です。
 河川敷道路と国道422号を結ぶ短い市道に「規制予告」が設置されていて、すぐ先に本来の規制標識が見えます。
002-028
大津市・県道558号(高島大津線)
【西進下り線】京都方面
撮影:2018年10月
掲載:2019年7月15日
 京阪京津線の踏切ではみ禁規制の端部となっており、共架金具を用いてはみ禁の終点標識が設置されています。隣の「駐車禁止」と比べ反射材が古く退色が進んでいます。なお、かつては駐車禁止に付属する形で「車輪止め」の標示板が設置されていました(今でもわずかに「車輪止め」の標示がこの区間に残っている)。
002-029
東近江市・国道8号
【北進上り線】敦賀・米原方面
撮影:2018年2月
掲載:2019年7月15日
 滋賀県では珍しい比較的新しい(2007年度以降製)の高リブ。左右の道路は大型等通行止めの規制がかかっており、そのための「指定方向外進行禁止」です。
002-030
彦根市・市道
【南進】
撮影:2019年10月
掲載:2019年7月15日
 芹川の堤防の上が自転車・歩行者専用道路になっており、それに対する規制標識。写真のものは平成29年(2017年)に更新されたもので、支柱に「指定方向外進行禁止」、腕木金具に「自転車及び歩行者専用」が取り付けられています。
002-031
彦根市・国道8号
【南進下り線】大津・草津・東近江方面
撮影:2017年10月
掲載:2019年7月15日
 幹線道路で見かける「駐車禁止」「はみ禁」「最高速度」の組み合わせ。滋賀県では縦3つに並べたものは少数派で、多くが腕木金具を用いて「駐車禁止」を左に振り分けます。
002-032
甲賀市・市道
【南進】
撮影:2015年10月
掲載:2019年7月15日
 退色がかなり進行した一時停止の標識。アルミ製は錆に強く耐久性自体はありますが、表面の退色がかなり進んでいるため機能を全く果たせていません。
 横切る道路は国道307号の旧道で、現在は交通量が少ない生活道路のような道です。「止まれ」の標示は残っていますので、かろうじて一時停止規制は分かる状態です。
002-033
長浜市・国道365号
【南進】関ヶ原・木之本方面:椿阪トンネル北側
撮影:2014年11月
掲載:2019年7月15日
 国道365号の椿阪トンネルが2014年に開通し、このバイパスには「最高速度(50km/h)」と「はみ禁」の規制がかけられました。それに伴い規制標識も新設されましたが、いずれも拡大板が設置されました。柱は道路管理者が発注した工事で設置されたものと思われます。なお、警察庁の交通規制基準でははみ禁の区間内標識を原則として新設しないとしているため、はみ禁の標識は規制の始終にのみの設置です(最高速度の標識は何枚か設置されている)。
002-034
長浜市・市道
【東進】
掲載:2019年11月17日
 国道365号と長浜市道との交差点で、従道路側の長浜市道に設置された「一時停止」。一時停止であることを強調する目的で路側式とオーバーハング式の2種類が設けられています。周辺は圃場に囲まれており、速度が出しやすい道路です。
002-035
大津市・滋賀県道558号高島大津線
【南進下り線】浜大津・堅田方面
撮影:2019年9月
掲載:2019年11月17日
 「ここから」と「ここまで」が併設されていて紛らわしいです。百人一首で言えば「二字決まり」ですが、情報量の50%の時点で決まるのはいかがなものかと・・・。
 2018年と2019年の年末年始頃に更新されたもので、以前は「はみ禁」が共架金具で取り付けられて円形の「終わり」で処理されていました。更新時に何故文字式にしたというのか。
002-036
草津市・滋賀県道143号下笠大路井線
【西進上り線】
掲載:2020年1月5日
2018年(平成30年)に新設された「横断歩道」。旧草津川の整備計画が進み、写真1枚目の前方にある歩道が整備されたことにより横断歩道が設置されました。新品の標識が設置されたのは良いのですが、早速車両と接触したようで一部折れ曲がっています。
002-037
野洲市・市道
【南進】
撮影:2015年4月
掲載:2020年1月5日
設置場所は野洲市の旧中山道で、写真1枚目の左側には国道8号が並走しています。並走する国道8号を考慮して朝のみ一方通行規制が掛けられています。特に南進(大津・草津方面向き)の車両は朝に多いのでしょう。また、住宅が立ち並ぶ区間の為、終日で大型通行止めです。
002-038
大津市・国道1号(京滋バイパス側道)
【東進上り線】草津方面:瀬田橋本町東交差点
掲載:2020年1月5日
石山方面から京滋バイパス側道を進むと、この交差点からは有料部を挟んで上下線で分離した道路になる為、ここで左折しなければなりません。また、はみ禁規制もここで終了する為、一方通行規制に係る「(311)指定方向外進行禁止」の柱から腕木金具で「(314)はみ禁」+「(507)終わり」が取り付けられています。
002-039
長浜市・滋賀県道37号東上坂中山線
【東進上り線】東上坂(国道365号)・長浜IC方面
撮影:2017年7月
 国道8号と交差する川崎(町)交差点からr37に入った先にある車両感知器柱に設置されている規制標識です。以前まで長曲円型柱で「駐車禁止」と「最高速度(50km/h)」が取り付けられていたものが老朽化して撤去された経緯があり、長浜警察署が撤去後に標識を設置しないため不足していることに気づいてこの標識が新設されました。片側2車線の道路で十分な視認性が必要な為、標識はかつての長曲円型柱で用いられていた当時と同じくφ600mmの拡大板です。
002-040
大津市・市道
【北進】
撮影:2019年9月
 ニュータウン「びわ湖ローズタウン」には小野駅からそのまま西に進んだ位置にスーパーマーケットや銀行などが集まる商業エリアが設けられており、自動車での移動が便利なこの町では必然的に自動車が集中しやすいエリアです。その為、駐車による交通の円滑・安全の阻害を防ぐために商業エリアを取り囲む4方の道路に駐車禁止規制が掛けられています。「駐車禁止」の規制は闇雲に掛けられる印象の強い規制ですが、このエリアでは意義が分かりやすい規制です。
 路面標示には「トマレ」とありますが、標識には「一時停止」の標識が付いていません。路面標示で「止まれ」などと書いても、標識が無ければ強制力がありません。だからといって、一時停止せずそのまま道路に突っ込むのは考え物ですが。
002-041
長浜市・市道
【東進】
 サイクリングロードとの交差点なので「自転車横断帯」が設置。写真の奥に見えるボックスカルバートは北陸自動車道のもので、この北陸道と平行してサイクリングロードが整備されています。せっかくの自転車横断帯ですが、写真撮影時は摩耗が進んでほとんど標示が分からない状態でした。
002-042
栗東市・滋賀県道31号志那中栗東線
【西進】さざなみ街道方面
撮影:2019年8月
 イベントの開催により駅から会場の一帯が規制された際に設置された臨時の規制標識です。1ヶ月未満の臨時の規制を実施する際は公安委員会の委任で所轄の警察署長が実施者となることが出来、この日は補助標識に「草津警察署長」と明示して臨時の交通規制が実施されていました。
 付近には「指定方向外進行禁止」のほか、「車両通行止め」も設置されていましたが、いずれも直前に製造された新品の標識板でした。ラベルが貼られていないため、製造メーカーは不明。柱もこの日の為に準備したと思われるものでしたが、規制終了後に国道422号の大石東バイパスで一時的に規制標識(最高速度)を取り付ける為に貸し出されていました(。
002-043
米原市・市道
【】
 米原駅西口から延び出る片側2車線の中央分離帯付き道路での規制。交通量が多いとは思えないですが、やはり危険なのでしょう。
 滋賀県公安委員会が設置する標識では正方形の標識には平リブを3本取り付けることになっています(昔は2本のものもあった)。
002-043
栗東市・市道
【】
 滋賀県公安委員会は早くから「一時停止」の標識を高輝度に切り替えたため、退色が進んだものが残っているのは珍しいです。この標識は目立ちやすい形状として逆三角形が採用されたのですが、白い三角形は背景に同化してしまい視認性が最悪に。所轄する警察署もおそらく気づいていないのでは・・・。
 標示は「とまれ」とあり、これも古い様式です。
002-044
大津市・国道477号(レインボーロード:近江大橋有料道路)
【西進】国道367号・湖西道路方面:琵琶湖大橋西詰交差点西側
撮影:2013年3月
 交差点内のみでの転回禁止。この交差点の手前には中央分離帯により東進でしか入れない商業施設があり、転回を防止することで交通流を整えているのでしょう。
 なお、現在は4車線の道路で駐停車禁止の規制以外は掛かっていないのですが、かつて2車線だった頃は琵琶湖大橋の前後も含めて転回禁止が区間規制で実施されていました。
002-045
東近江市・滋賀県道2号大津能登川長浜線
【南進】近江八幡・安土方面
撮影:2019年7月
 この県道の南須田-北須田の区間はバイパスが完成するまで大同川に沿ったつづらおれの区間でした。最高速度40km/h規制はこの区間のみに掛けられていたもの。線形が良いバイパスが完成した後は法定速度になりました。
 2019年にバイパスが完成して旧道化した区間ですが、規制標識は同年に撤去され、現在では全く規制が掛かっていない道路です。
002-046
野洲市・滋賀県道27号野洲甲西線
【東進】甲賀・湖南方面
撮影:2013年11月
掲載:2020年3月
 野洲市と湖南市を野洲川右岸側で結ぶr27は片側1車線ながらも交通量が多い道路です。これ以外、野洲川右岸側では道路がないためです。
 2車線の幹線道路ではスタンダードな「はみ禁」「最高速度(50)」です。
002-047
甲賀市・国道1号
【東進】
掲載:2020年3月
 ランプ路の地上側出口に設けられた「車両進入禁止」。設置されているのはこの1枚ですが、逆走対策としてはこれで十分?
002-048
大津市・市道
【東進】
掲載:2020年3月
 唐崎駅前の市道にある「横断歩道」と「自転車横断帯」。1992年(平成4年)に2つの標識を統合した標識が現れましたが、写真の標識はそれより前に設置されたものであるため2つの標識が併設されています。
 のちに自転車横断帯が解除され、現在は横断歩道のみが残っています。
002-049
長浜市・滋賀県道513葛籠尾崎大浦線
【東進上り線】葛籠尾崎・菅浦方面
掲載:2020年3月
 奥琵琶湖パークウェイでは大浦から葛籠尾崎(一方通行規制開始地点)まで「転回禁止」規制が実施されています。主に二輪の転回を防ぐため?都市型道路よりも観光型道路の方での規制が目立ちます。
002-050
長浜市・滋賀県道2号大津能登川長浜線
【東進下り線】国道8号方面
掲載:2020年5月26日
 「車輪止め」規制は市街地の道路で駐車抑制のために実施されてきた経緯があるものの、2020年時点では廃止が徐々に進んでいます。かつては横断禁止規制も実施されてきたこの道路ですが、かつてほど厳しい規制が敷かれなくなりました(観光客自体は相変わらず多いのですが)。
002-051
東近江市・国道8号
【北進上り線】敦賀・彦根方面
掲載:2020年5月26日
 国道8号を横切る従道路に大型等の通行止め規制が掛かっています。
 「大型等」の標識板は2007年の中型区分の新設時に伴い作られたものですが、県内の公安委員会設置の道路標識では見られない高リブが補強金具で用いられています。反対側も同様。
002-052
草津市・市道
【北進】
撮影:2012年2月
掲載:2020年5月26日
 JRを潜るアンダーパスの側道の入口に設置。アンダーパスには自転車歩道通行可の歩道があるため、自転車横断帯と横断歩道が併設されています。
 「一方通行」に付属する「自転車を除く」は裏面がそのまま防腐メッキ。他は景観保護の塗装が施されているため、この標識板だけ浮いて見えます。
002-053
大津市・市道
【西進】
撮影:2011年9月
掲載:2020年5月26日
 共架金具で取り付けられた「一時停止」であり、この標識が取り付けられている柱はかつてオーバーハング柱として用いられていたもの。オーバーハング式で設置する需要がなくなったため不要な部分が切断されて利用されていました。この後、通常の路側式用の柱に交換され、一時停止の標識もそちらに付け替えられました。
002-054
彦根市・滋賀県道518号彦根城線
【西進】
撮影:2013年4月
掲載:2020年5月26日
 彦根城一帯のエリアは「最高速度(30km/h)」と「駐車禁止」の区域規制が行われています。観光客が多いものの歩道が整備されている道路が多くなく、学校も設置されているため通過道路には適しません。2012年のゾーン30の普及が始まった時期に設置されたものであるため、新設が進んだ2013年度以降のような小型の標識板ではなく普通板が設置されています。
 かつては駐車禁止が区間規制、最高速度が「城内全域」の補助標識を設置しての区域規制であり、規制の見直しによって時代に応じた形態に改めた様態です。
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大津市・市道
【西進】
撮影:2020年5月
掲載:2021年1月4日
 パーキングチケットのある方向を示す標示板。「交通の教則」や「道路標識ハンドブック」には載ってますが、正式な道路標識ではありません。
 大津京駅の琵琶湖側に発券機付きの駐車場があるための看板です。2020年のパーキングチケット休止に伴い撤去されてしまいました。
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大津市・国道1号
【東進上り線】草津方面
掲載:2021年1月4日
 立体交差の本線と側道が合流する信号交差点で、両方の道路から右折が禁じられている交差点。2つの方向から同じ標識が対応しているというあまり見られない標識です。
 以前は直進onlyの標識が付いていました。
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米原市・市道(旧:県道40号山東本巣線)
【南進】
掲載:2021年1月4日
 県道の旧道にあたる道路で、川沿いの現道に対して山裾の集落に沿って旧道が通されています。道幅が狭い為、現在でもこの路線の旧道では最高速度30km/h規制が敷かれているところがあります。
 この標識の柱には赤い×印が付けられており、撤去予定があることが分かります。
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長浜市・国道365号
【北進上り線】越前市方面
撮影:2012年6月
掲載:2021年1月4日
 国道365号の鏡岡中学校付近に設置された標識で、1km程北進するまで町が形成されている区間でそこまで駐車禁止とはみ禁規制が続きます。
 写真は退色した古めのアルミ製標識板。なお、現在では少し北側にある信号柱に50km/hが取り付けられるようになり、、この標識自体は撤去されています。
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彦根市・市道
【西進】
掲載:2021年1月4日
 南彦根駅前で、写真1枚目から直進すれば駅前広場を逆走することになり「指定方向外進行禁止」が取り付けられています。滋賀県警のオーバーハング柱は柱のベロ(取り付け部)が1方向に対して2枚取り付けられるようになっていて、標識板1枚の場合は道路内側のベロに標識板を取り付けることになっていますが、この標識の場合は道路外側のベロに標識が取り付けられている少数派。
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草津市・市道
【西進】
撮影:2020年6月
掲載:2021年1月4日
 滋賀r142の大路交差点から入った直後の駐車禁止。ポールのシールは令和年度からは「R」と付くようになりました。
 令和元年度に交換される前も駐車禁止のみでしたが、2006年に一方通行が反対に変えられる前は「車両進入禁止」(補助標識は「7-20 自動車 (二輪を除く)」)が付いていました。
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栗東市・滋賀県道31号志那中栗東線
【東進下り線】
掲載:2021年1月4日
 補助標識付きの「進行方向別通行区分」。かつて滋賀県ではいくつか見られたのですが、交換によって現存するものがわずかになりました。
 写真は高架橋が控えていて、高架橋を過ぎれば3車線になる場所です。
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栗東市・市道
【西進】
掲載:2021年10月28日
 規制予告は通常のサイズでは縦に長く、横に振ってます。
 (現行の標識に交換される前は最高速度の標識に「区間内」の補助標識が附属していた)
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彦根市・市道
【南進】
掲載:2021年10月28日
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大津市・滋賀県道558号高島大津線
【南進下り線】浜大津方面
掲載:2021年10月28日
 r558(旧R161)の大津市際川〜浜大津での中央線変移区間には転回禁止と駐停車禁止の規制も敷かれていました。際川〜柳ヶ崎の区間は2016年に中央線変移区間が廃止され、同時に転回禁止と駐停車禁止の規制は廃止、追いはみ禁と駐車禁止の規制に置き換えられています。現在、この標識があった場所には追いはみ禁と駐車禁止の標識が建てられています。
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大津市・市道(旧国道367号)
【西進】京都方面
掲載:2021年10月28日
 国道367号途中トンネルの旧道には夏季の土日祝日のみ「大型」の通行止め規制が行われています。夏のみの規制は京都や大阪から琵琶湖への水浴に向かう大型バスが多かったからでしょうか。並行する途中トンネルは1988年から2010年まで料金を徴収しており、旧道に流入する車両が多かったことが問題となっていました。
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長浜市・滋賀県道2号大津能登川長浜線
【下り線】長浜駅前交点
掲載:2021年10月28日
 「長浜駅前」交差点を湖岸方面から来ると見る標識。かつては普通の「311-B」の標識だったのですが、2010年に現行の異形タイプに交換されました。
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彦根市・市道
【北進】
掲載:2021年10月28日
 今は亡き「車輪止め」の標示板付き。彦根駅西口周辺です。この「車輪止め」の標示板は廃止後に滋賀県警が県内一円ですぐに撤去しており、現在では残っていません。
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草津市・市道(中山道)
【北進】草津駅方面
撮影:2021年5月
掲載:2021年10月28日
 旧草津川交差のすぐ北側の中山道で設置。旧東海道の草津市矢倉から旧中山道の草津市渋川にかけては市街地で住宅や店舗も密集する地域で7時から20時にかけて大型の通行止めが行われています。規制対象の道路との交差点全てにこの標識が設置されておらず、規制の効力に問題がある状態です。2019年にはこの標識が新設され、少なくともこの交差点時点での問題は解消。
 この標識を見た時点で大型は転回することが出来ず(手前の道路は一方通行路)、写真1枚目の道路から左に進んだところには規制予告の標識も設置されています。
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甲賀市・市道
掲載:2021年10月28日
 国道422号伊賀方面と甲賀市信楽町中心部への近道となる道路で、通勤時間帯の抜け道利用を抑制するため一方通行規制が実施されています。滋賀県では40km/hと進入禁止の組み合わせはレア。この道路は小中学校も隣接しており、抑制の必要性は十分にあるでしょう。
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大津市・市道
【南進】
撮影:2014年1月
掲載:2021年10月28日
 湖西線の高架橋の下に設置。裏面の錆こそ目立つ一方で、表面は退色が少なく状態良好です。
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↑補修前◆補修後↓
豊郷町・国道8号
【北進】米原・彦根方面
掲載:2021年10月28日
 内部照明式→反射式に交換されたオーバーハング式道路標識です。はみ禁は標識削減のため建て替え時に交換されず撤去されました。
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↑r183近江八幡方面より

↑町道より
日野町・滋賀県道183号徳原日野線
【南進】&【北進】
撮影:2021年5月
掲載:2021年10月28日
 日野町に設置されたラウンドアバウト。町内では初で、滋賀県内でも撮影日時点でここを含め6例しか存在していませんでした。
 このラウンドアバウトは4枝の内の3枝に対して横断歩道が設置され、最も交通量が少ない側の枝は特に横断歩道等はありません。この枝に対しては327-10の標識が単独で設置されています(他の3枝は横断歩道の指示標識が併設。

 
 
道路標識調査ノート設置者別道路標識写真集>【25滋賀県】滋賀県公安委員会設置Part2